アンダーオース()とは、アメリカ合衆国フロリダ州タンパにて結成された、ポスト・ハードコア/メタルコアバンドである。正式な表記はoにスラッシュが入った「Under∅ath」である。アメリカでは若い世代を中心に熱狂的な人気を誇っており、2006年にリリースされた彼等の代表作「Define the Great Line」は全米で50万枚以上のセールスを記録した。音そのものは広い意味でのハードコアであるが、クリスチャン・ハードコアというバックボーンが示すとおり、歌詞には社会批判の要素はなく、どこか神秘的であったり、人間が生きる上での寂しさ、悲しみを歌うものが多い。また、イエス・キリストの教えに基づき、基本的に、同性愛の結婚やドラッグ等には強く反対する姿勢を見せている。この事を、「ワープド・ツアー2006」においてNOFXのファット・マイクに激しく茶化された際、不快感を示したバンド側は、ワープド・ツアーを途中で辞退している。2010年のアーロン脱退後、彼等がどのような音楽性へと移行するのか注目を集めていたが、結局、スペンサー自身がクリーンパートとスクリームを兼任する方向へと定まり、音楽性に大きな変化は起こっていない。直後にリリースされたアルバム「Ø (Disambiguation)」では、スペンサーのクリーンパートが聴けるが、彼の声質がアーロンの声質と非常に近いこともあって、まるでアーロンが歌っているかのような錯覚を起こさせ、多くのファンやメディアを驚かせた。1998年に結成。幾つかのライブを経験後、テイクホールド・レコーズ(Takehold Records)と1999年に契約。アルバム「Act of Depression」で同年にデビューした。2001年に所属していたテイクホールド・レコーズはトゥースアンドネイル・レコーズ(Tooth & Nail RecordsのEMI CMG)に買収される。アンダーオースはその後、同社の子会社であるソリッドステイト・レコーズ(Solid State Records)と契約を結ぶ。このレコード会社にて、James Paul Wisnerをプロデューサーに迎え、2002年に「The Changing of Times」で再デビューした。その後2004年にアルバム「They're Only Chasing Safety」がヒット。350000枚のセールスを記録した。これはビルボードのHeatseekers Chartでも初登場1位を記録している。2006年6月20日には、アルバム「Define the Great Line」をリリース。前作を大幅に上回る全米アルバムチャートにて初登場2位を記録。結果的に50万枚以上を売り上げ、ゴールドディスクを獲得している。また、直後にはワープドツアーに出場した。2008年8月30日には、アルバム「Lost in the Sound of Separation」をリリース。初週に58000枚近くを売上げ、全米アルバムチャートにて初登場8位を記録。現在までに、累計40万枚近くを売り上げている。2010年4月5日、オフィシャルウェブサイトでアーロンの脱退が発表された(脱退後、アーロンは別バンド「ジ・オールモスト」結成、ソロ活動、さらにパラモアのサポートメンバーとして活動)。メンバー内に確執はない。その後、かつてメタルコアバンド「Norma Jean」に在籍していたダニエル・デヴィジョンを迎え入れている。また、11月9日にはニューアルバム「Ø (Disambiguation)」もリリースされ、全米アルバムチャートにて初登場23位を記録した。2012年10月1日、Facebookページにて解散を宣言した。同年の11月6日にはソリッドステイト・レコーズから新曲「Sunburnt」と「Unsound」の2曲を含むベストアルバム「Anthology 1999-2013」をリリースし、2013年には最後のツアーが開始される。2015年8月、再始動を宣言。2016年3月に開催されるア・デイ・トゥ・リメンバー主催のフェスに参加し、合わせて再結成ツアーを行うことが発表された。アーロンが復帰し、メタルコアバンド「Every Time I Die」で活動するデヴィジョンは参加しない。彼等は、激ロック内での取材で「ニューアルバムにおいて、アーロン脱退による影響は?」と聴かれた際に、「彼が脱退したことで、今までで一番のびのびとレコーディングできた。今が俺達の本当の姿だし、これが俺達の最高傑作である事に間違いない。」と答えている。彼が脱退したことによって、結成当時のオリジナルメンバーは皆無になってしまったが、しかし、新たなスタートを踏み出すキッカケになったと語った。結果としてアーロンの脱退によって、音楽性に大きな変化は起こらなかったものの、直後にリリースされた「Ø (Disambiguation)」は、AllMusicを初めとする音楽メディアから、非常に高い評価を得ている。
出典:wikipedia
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