スーパースリー(原題:"The Impossibles")は、1966年にアメリカのハンナ=バーベラプロダクションにより制作された全36話のテレビアニメ番組。アメリカのCBSで1966年9月から1967年1月まで放映された。日本では、日本語吹き替え版として、NET(現・テレビ朝日)系列、東京12チャンネル(現・テレビ東京)系列、日本テレビ系列の子供向けテレビ番組『おはよう!こどもショー』内で放映された。2012年現在、カートゥーンネットワークの深夜枠『ブーメラン』で不定期に放映されている。スーパースリーは普段は3人組のロック・ミュージシャンであり、変身することによってヒーローになるという二面性を持った正義の味方である。悪者が暴れているなどの情報をもとにしたチーフからの指令で、現場に急行し退治しに行くというストーリー仕立てになっている。指令は楽器のヘッドに埋め込まれている装置(モニターがついている)で受信される。担当楽器は絵から判断する限り3人ともギターという形態である。高いヒールのブーツと長い髪、ヴィヴィッドな色使いなどはステレオタイプな1960年代のミュージシャンのイメージを踏襲している。演奏時にドラマーやベーシストはおらず、ブラス・セクションが入っている曲であっても彼ら以外には演奏をしている人間は見当たらない。ミュージシャンとしての活動時は「The Impossibles」のロゴが入った簡易的な舞台で演奏をする(楽器のケーブルもこの舞台につながれている)。この舞台は彼らの変身に伴い、車などの移動手段として一緒に変形する。各メンバーは変身することにより超人的なパワーを持つ。ただし、どの過程を経過すれば変身するのか、なぜ能力を持っているのかなどについては作品の中で特に言及されていない。日本語版では「秘密諜報部員」という立場であるとされており、主題歌でもそのように歌われている。他にスーパースリーの中間で放映されたロボットアニメ「フランケンロボ」(原題:"Frankenstein Jr.")がある。チビッ子天才博士の「ジュニアくん」が正義の怪物ロボット「フランケンロボ」を開発して悪者たちと戦い地球の平和を守る話である。スーパースリーの敵たちには、種類は異なるがヒーローたちと同程度の特殊能力があるという点、またそれらが強調されたネーミングになっているという点で、スーパーマン、バットマンなどの敵との類似性が見られる。番組のオープニングとしてだけでなく、スーパースリーがミュージシャンとして振舞うシーンでも何度となく歌われる。日本語版では声優がそのまま歌っており、キャラクター部分の説明の歌詞部分はそれぞれのソロで、他はユニゾンによる合唱で歌われている。日本語歌詞について、当時、朝日ソノラマに勤務していた橋本一郎は、自身のツイッターで作詞を担当したと語っている。また、主題歌及び劇中でも何度となく耳にする「ラリホー」は、英語版の「Rally-Ho!」というどちらかというと威勢のいいニュアンスでの掛け声が、主題歌のなかでは「ラリルレロン」とつながれたことにより、コミカルな語感として受け取られ、ドラゴンクエストシリーズの呪文に使われるなどの発展を生み出した。音響監督の高桑慎一郎は、「ラリホー」は自分が作った言葉だと著書『ケンケンと愉快な仲間たち』の中で述べている。またコイルがよく使うフレーズ「ムッシュムラムラ」は吹き替えの関敬六がよく使っていたアドリブであるが、このフレーズもダチョウ倶楽部がギャグとして使うなど後年いろいろなところで耳にする名フレーズとなった。エキシビジョン・バスケットボール・チームの「ハーレム・グローブトロッターズ」をアニメ化した「」をさらにパワーアップした、ハンナ=バーベラプロダクション制作の1979年のヒーローアニメ・「スーパー・グローブトロッターズ」() には、Liquid Man、Multi Man、Spaghetti Manという、それぞれフリー、マイト、コイルの特徴を持ったキャラクターが登場している。
出典:wikipedia
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