フルート協奏曲(フルートきょうそうきょく、Flute Concerto)FS.119は、1926年10月1日に完成(1927年改訂)したカール・ニールセンの2作目の協奏曲である。15年前に作曲した前作の協奏曲、ヴァイオリン協奏曲と同じく2楽章制であるが、こちらは室内楽的な作品となっている。ニールセンは親しかったコペンハーゲン管楽五重奏団のために管楽五重奏曲を作曲して、成功を収めている。その後、ニールセンは団員全員のために協奏曲を作曲する計画を思いつき、最初に完成したのがこのフルート協奏曲である。同五重奏団のフルート奏者、ホルゲル・ギルベルト=イェスペルセンに贈呈されている。この曲の楽器編成は特徴的であり、フルートとトランペットをオーケストラに参加させていない。中間部では独奏フルートがティンパニやトロンボーンを相手に動き回るのが印象的。大きく分けて、印象的な弦楽器のメロディーから始まるアレグレット(途中にアダージョ・マ・ノン・トロッポを挟む)と、行進曲風という意味のテンポ・ディ・マルチャの2つの部分から構成されている。最後の部分はトロンボーンのグリッサンドが入る。フルート独奏オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トロンボーン1、ティンパニ、弦5部1926年10月21日(20日説あり)、パリでホルゲル・ギルベルト=イェスペルセンのソロ、ニールセンの娘婿のエミール・テルマーニ指揮。1965年9月15日 東京文化会館でジュリアス・ベイカーのソロ、渡邉暁雄指揮の日本フィルハーモニー交響楽団。1952年、ダン・フォウ音楽出版社フィギュアスケート選手の村主章枝が、『霧が晴れていく』と共に使用したことがある。
出典:wikipedia
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