ハミング限界(ハミングげんかい、)は、符号(線型符号とは限らない)のパラメータの限界値を指す。球充填の限界を情報理論の観点で言い直したものと言える。ハミング限界に従った符号を「完全符号; perfect code」と呼ぶ。q進数の符号 formula_1 が長さ formula_2 で最小ハミング距離 formula_3 であるとき、その可能な最大サイズ(符号語の総数)を formula_4 とする。なお、q進数の符号は、formula_5 個の要素の体 formula_6 上の線型符号である。すると、次が成り立つ。ここで、formula_3 の定義から、符号語の転送において最大で formula_8 の誤りが発生したとすると、最小距離復号によって正しく復号できる(すなわち、符号化された符号語を正しく復号できる)。つまり、この符号は formula_11 個の誤りを訂正可能である。formula_12 であるようなある符号語について、formula_13 を中心とする半径 formula_11 の球を考える。このような球の範囲内なら誤り訂正が正しく行われる。符号語を構成する formula_2 個の要素のうち formula_11 個まで誤りがあっても正しく復号できるため、それぞれの球には以下の符号語が含まれる(つまり、中心にある真の符号語の一部を変更した符号語群の数)。符号語の一桁は q進数であるから、とりうる値は formula_17 種類になる。formula_19 に存在する符号語の総数を formula_20 とする。全ての符号語から球の和集合をとると、結果として得られる符号語の総数は formula_6 以内となる。それぞれの球は重ならないので、それぞれの要素数の総和をとると、次が成り立つといえる。従って、次が導かれる。
出典:wikipedia
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