人四依(にんしえ)とは、大乗経典の涅槃経に説く、仏滅後の末世(すなわち末法)に正しく依るべき4種の人をいう。四種人ともいう。法四依を受持する凡夫と声聞衆(須陀洹・斯陀含・阿那含・阿羅漢)のこと。ただし涅槃経ではこの4種人をただの凡夫・声聞と見ず菩薩と見る(後述)。これらの4種人が、仏亡き後の帰依処であると説いている。先の法華経では声聞衆に記別を与えたものの、声聞衆が菩薩、また如来・仏と同一視した記述はないが、涅槃経の記述は、法華経の説を更に推し進めたものである。涅槃経は仏の所説の中で最終最後にして、それまでの大乗・小乗といった論争を止揚すべく、これらの諸問題を乗り越えて、これまで説いている教えを最終的にすべて融和せんとする目標から編集記述されたものであることは特筆すべき点である。
出典:wikipedia
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