フィラデルフィア万国博覧会(フィラデルフィアばんこくはくらんかい, Centennial Exposition, Expo 1876)は、1876年5月10日から11月10日までアメリカ合衆国ペンシルベニア州のフィラデルフィアで開催された国際博覧会である。アメリカ合衆国独立100周年を記念して催された。35ヶ国が参加し、会期中1000万人が来場した。明治政府は輸出振興・外貨獲得を図るため、西郷従道を最高責任者として外国政府最大の予算で出展し、多数の大工を派遣し日本家屋の専用パビリオンを建てた。日本茶、陶磁器の工芸品やその他伝統的産品に加えて、速水堅曹を審査官として最優秀の生糸や絹織物等の展示を行った。特に絢爛豪華な有田焼(伊万里焼)の一対の大きな色絵雲龍文耳付三足花瓶(銘款「年木庵喜三」)は注目を集め、同博覧会の金牌賞を獲得した。日本の出展物は後進国と見なされていた日本への関心と評価を非常に高めた。『ニューヨーク・ヘラルド』紙の記者は、「ブロンズ製品や絹ではフランスに優り、木工、家具陶磁器で世界に冠たる日本をなぜ文明途上と呼べるだろうか」と記事に書いた。グラハム・ベルが「電話」を出展している。
出典:wikipedia
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