マーキュリー・リンクス(Mercury Lynx)はフォード・モーターがかつて生産していたマーキュリーディビジョン向けのハッチバック型及びステーションワゴン型の自動車である。1981年、北米版フォード・エスコートの高級仕様姉妹車としてマーキュリーディビジョンより発売された。これは米国フォード初の小型FF車であり、それまでのマーキュリー・ボブキャット(フォード・ピントの姉妹車)に代わってフォードの最小クラスを受け持つ車でもあった。ボディ形状は当初3ドアハッチバックと5ドアワゴンで構成され、1982年に5ドアハッチバックが追加された。デザインは同時期にマスタングを手掛けたチームが担当し、マスタング同様、ノッチ付きバックドアを持つ。エンジンはヨーロッパフォードが開発した1.6リッター直列4気筒SOHCを搭載。1984年にはマツダ製2.0リッターRF型ディーゼルエンジンと1.6リッターターボを、1985年には1.9リッター直列4気筒を加え、バリエーションを増やしていった。サスペンションは当時のこのクラスの車としては異例とも言える、ストラットによる4輪独立懸架を採用した。これにより、高い走行性能とスペース効率を実現している。リンクスはマーキュリーブランドでのベストセラーとなるなど、販売が好調であった時期もあったが、徐々に売れ行きが悪くなり、エスコートよりも早い1987年に生産が中止された。そしてマツダ・ファミリアをベースとしたマーキュリー・トレーサーへ取って代わられた。
出典:wikipedia
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