タケノハナミは日本の競走馬。中央競馬で走り、1985年に重賞のローズステークスで優勝した。引退後には繁殖牝馬となった。1984年、3歳時（旧表記）は2戦したが未勝利。翌1985年、東京競馬場のダート1600メートル戦と芝2400メートル戦で勝利を挙げ、優駿牝馬（オークス）に挑戦したが13着と敗れる。夏に北海道へ遠征し、札幌競馬場のダート1500メートル戦を勝ったあと函館競馬場でオープン馬を相手に2戦したが7、5着であった。ローズステークスでは岩元市三が騎乗した。単勝12番人気の評価であったが、管理調教師である藤原敏文の指示により先行策を取り、逃げた桜花賞馬エルプスを2分の1馬身抑えて勝った。藤原は勝因について「仕上がりのよさ、だったと思いますね」と振り返っている。エリザベス女王杯では4番人気に推されたが13着と敗れ、その後は1987年に札幌競馬場のダートの特別競走で1勝を挙げるにとどまった。1988年から繁殖牝馬となる。主な産駒は以下のとおり。2000年に繁殖牝馬を引退後、功労馬として沙流郡門別町にあった名馬のふるさとステーションに繋養され、2003年に同施設が閉鎖されたあとは静内郡静内町（2006年より日高郡新ひだか町）にあるローリングエッグスクラブステーブルへ移り、最後の5年間を過ごした。2008年8月に病気のため死亡した。

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