光顕寺(こうけんじ)は、北海道雨竜郡幌加内町朱鞠内にある真宗大谷派の寺院。本堂は「朱鞠内旧光顕寺・笹の墓標展示館」となっている。朱鞠内で鉄道・ダム工事が行われた1940年代は太平洋戦争の只中にあり、タコ労働者や朝鮮人、中国人労働者を使った強引な工事が行われていた。朱鞠内は道内有数の豪雪地帯で知られ、冬季の気温も-40℃を記録するなど非常に過酷な自然環境にあったが、国策である工事は冬季間も休まず続けられた。労働者のなかには、過酷な労働に加えて自然環境の厳しさから怪我や病気になる者が絶えず、死に至った者も少なくなかった。工事犠牲者は後の調査によって210余名が判明しているが、光顕寺本堂で、当時犠牲となった労働者が着の身着のままで一夜の弔いを受けた。本堂内部は、近くの雨竜ダムと深名線鉄道工事におけるタコ部屋労働、強制労働の歴史を展示する資料館となっている。入場は無料。冬季は降雪のため閉鎖されている模様。館内は1940年代当時の工事の様子がパネル展示されるほか、戦後に行われた犠牲者の遺骨発掘活動などの模様が紹介されている。ビデオも設置されており希望者は自由に視聴することができる。また、工事犠牲者の位牌が建物奥に並べられている。夏季には来館者が最も多く、朱鞠内湖を訪れた観光客や旧深名線目当ての鉄道ファンにも知られている。中高生の体験学習にも利用されるほか、宿泊施設としても一般に開放されている。
出典:wikipedia
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