ジャクリーヌ・ヴーヴ(Jacqueline Veuve、1930年1月29日 パイェルヌ - )は、スイスの映画監督、文化人類学者である。ドキュメンタリー作品で知られる、「ヌーヴォー・シネマ・スイス」の映画作家のひとり。1930年1月29日、スイス・ヴォー州のフランスとの国境の入り組んだ地域パイェルヌで、イヴォンヌ&モーリス・ルベ夫妻の娘として生まれたジャクリーヌは、1956年、レオポルド・ヴーヴと結婚、のちにマルティーヌとローランの二児をもうける。ローザンヌで古典を専攻、ジュネーヴの司書古文書学校に学んだ(1952年 - 1953年)のち、彼女はフランス・パリに上京、卒業証書の仕事をした際に、人類博物館にいた映画監督・文化人類学者のジャン・ルーシュと出会う(1955年)。1966年、映画作家イヴ・イェルサンとの共同作業を始め、処女短篇『"Le panier à viande"』を撮る。映画監督として知られるようになり、教員免許を取得、ジュネーヴのコレージュ(進路指導期)で教鞭をとり、学校のためのたくさんのドキュメンタリー映画を演出するポストを得た。1970年代の初めに渡米、マサチューセッツ工科大学で、文化人類学者・同校映画学部長のリチャード・リーコックと仕事をする。この時期(1972年 - 1973年)、米国内のフェミニズム運動についての短編映画を2本撮る。1974年、自らの製作会社「アクエリアス・フィルムズ」をローザンヌに設立。以来、仕事の優先順位を替え、彼女のもっとも重要な作品となる処女長篇映画『"La mort du grand-père ou Le sommeil du juste"』を撮り、同作は、1978年のロカルノ国際映画祭に選ばれ上映される。1982年には、初めての長篇劇映画『"Parti sans laisser d'adresse"』に挑戦、1992年にはふたたび長篇劇映画『"l'Evanouie"』を撮った。現在、ジャクリーヌ・ヴーヴはすでに60本以上の映画を演出しており、スイスはもちろん、ときにはフランス、アメリカで活動し、数々の国際映画祭に作品が出品されている。ノスタルジーなしにひとつの国の武力、農民、ワイン農家、救世軍、職人、そしてもちろん女性について映画をつくり、また記述をする。この監督は、スイスの土地に密着したもっとも重要なドキュメンタリー映画人として、すでに定着している。
出典:wikipedia
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