アラムシャー（"Alamshar"、2000年 - ）とは、アイルランドの元競走馬で、現在は種牡馬となっている馬である。競走馬時代はジョニー・ムルタが主戦騎手を務めた。2002年、2歳時の9月にデビュー。デビュー戦で初勝利を挙げ、続くベレスフォードステークス（G3）も制し、重賞初勝利を挙げる。2003年、この年初戦のバリサックスステークス（G3）では2着となるが、続くダービートライアルステークス（G2）を制し、重賞2勝目を挙げて挑んだダービーステークス（G1）では、2番人気に支持されたが3着だった。次走のアイルランドダービーでは、当年のフランスダービーを制し、当時無敗だったダラカニ（Dalakhani）らを相手に勝利し、G1初勝利を挙げた。続くキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス（G1）も制した。しかし、その後のアイリッシュチャンピオンステークス（G1）とチャンピオンステークス（G1）では、いずれも1番人気に支持されるが勝利することができず、当年限りで現役引退となった。2003年9月に日本中央競馬会に購入され、日本軽種馬協会に種牡馬として寄贈されることが決定。11月には日本に輸入された。2004年、4歳となり、春から日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬生活を開始し、初年度は65頭に種付けを行った。2005年、この年の種付け頭数がわずか4頭に落ち込み、アイルランドのナショナルスタッドに輸出された。2007年、6月8日に大井競馬場でカミノミライが勝利し、この勝利が産駒の地方競馬・中央競馬通じての初勝利となった。9月にはバイタリティーがサンライズカップを制し、産駒が重賞初勝利を挙げた。10月6日に再び日本に輸入され、3年ぶりに日本軽種馬協会静内種馬場で繋養されることになった。2008年種付けシーズン終了後に七戸種馬場へ移動することになった。2013年からは九州種馬場で供用されている。

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