大島(おおしま)は岡山県笠岡市にある行政広域地区である。笠岡市南東部の海岸に沿った一帯にあたり、笠岡市西大島・西大島新田・大島中からなる。支所や出張所の設置はなく、通称や中学校区としてその名をとどめる。本項では同地域にかつて所在した浅口郡大島村についても述べる。かつては、古代は大島と呼ばれる島の一部であった。後に干拓により陸続きとなり、現在は島ではない。なお、備中国内には「大島」と呼ばれる島がこの他に二つあった。ひとつは小田郡にあり、現在は同じ笠岡市内の笠岡諸島に同名の島がある。もう一つは窪屋郡にあり、中世から近世に掛けての干拓事業により陸地化、現在は倉敷市大島地区となっている。平安時代中頃の編纂とされる、「倭名類聚抄」(わみょうるいじゅうしょう)に 浅口郡八郷(阿知郷・間人郷・船穂郷・占見郷・川村郷・小坂郷・林郷・大島郷)の一つとして記載されている大島郷に由来。なお現在の倉敷市玉島地区から笠岡に沿った国道2号、JR山陽本線が通る帯状に広がる平地は、当時は海(水道)であり、14世紀頃まではかなりの大型船舶の航行が可能であったとされる。途中には難破した船に由来するとされる唐船(倉敷市玉島阿賀崎)の地名もある。海で隔たられた島全体(現在の黒崎~六条院~大島)の総称を、「大島」としたとされる。 大島郷はその大島の西部に比定される。浅口郡大島村(に該当する地域)の人口の推移沿岸部は漁業が盛んで、正頭港などの漁港がある。中北部は農業が盛んである。北部には西大島団地が造成されている。この地区は国道2号笠岡バイパスの建設予定地で、一部開通している(側道部のみ)。地区のシンボル的な山として地区のほぼ中央部に御嶽山がある。西大島は備中杜氏発祥の地であり、御嶽山の清水を使用した酒造業もかつては盛んであった。現在は酒造は少なくなったが、御嶽鶴(大内酒造場)など現在も酒蔵は存在している。地区西部の海域、神島との海峡部はカブトガニの繁殖地として保護活動がおこなわれている。
出典:wikipedia
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