U154 カホーウカ( )は、ウクライナのミサイル艇()である。艇名は、中部ウクライナの都市カホーウカに因む。U154 カホーウカは、ソ連時代に206MR号計画「ヴィーフリ」型大型ミサイル艇の8番艇として建造された。建造時の名称は、「タタールのコムソモール員」という意味のコムソモーレツ・タターリイ( )で、スレドネ=ネーフスキイ造船工場で起工された。1980年には竣工し、クリミア自治共和国チェルノモールスコエに本拠を置く黒海艦隊第296ミサイル艇旅団第41ミサイル艇戦隊に配属された。ソ連が崩壊すると、共産主義的な名称は嫌われコムソモーレツ・タターリイはR-265( )に改称された。ソ連崩壊後、黒海艦隊に所属していた206MR型大型ミサイル艇の帰属はロシア海軍とウクライナ海軍の間で争われることになった。最終的に、R-265は1995年12月30日付けでロシア海軍を除籍となった。ウクライナ海軍へ編入されたR-265は、1996年1月10日には、中部ウクライナの歴史ある都市に因んでU154 カホーウカと改称された。その後、ウクライナ海軍では財政的な事情と艇自体の老朽化により206MR型ミサイル艇の退役を進めた。結局、グルジアに譲渡されたU150 コノトープを除いては、稼動状態に置かれたのはU154 カホーウカとU153 プルィルークィのみであった。これら残る2 隻も2007年中には除籍される予定であったが2008年まで運用するという情報もあり、事実2008年9月時点で現役に留まっている。同年8月には、南オセチア紛争に派遣されてセヴァストーポリに帰港したロシア艦隊に対し出動した。
出典:wikipedia
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