藤子・F・不二雄のSF短編(ふじこ・F・ふじおのSFたんぺん)では、漫画家の藤子・F・不二雄が発表したSF(SUKOSHI FUSHIGI)短編漫画およびこのSF短編を収録した単行本について扱う。藤子・F・不二雄は、子供向けのコメディ作品を執筆するかたわら、1969年から青年誌などに多くのSF短編を発表した。着眼点の面白さや強烈なアイロニー、或いは環境警告的な作品も多く、どれも高いSF性を持ち、本格的なSF作家としての藤子・F・不二雄の名を高める要因となった。「流血鬼」(『地球最後の男』リチャード・マシスン)や「ひとりぼっちの宇宙戦争」(『闘技場』フレドリック・ブラウン)など、藤子Fの映画や海外SFへの嗜好をうかがわせている。月曜ドラマランド枠で単発ドラマとして『赤毛のアン子』が、1988年には短期シリーズとして『夢カメラ』が『藤子不二雄の夢カメラ』としてドラマ化されている。いくつかの作品は1990年に「藤子・F・不二雄 SF(すこし・ふしぎ)短編シアター」のタイトルでOVA化、週刊ストーリーランドでテレビアニメ化され、2008年にはWOWOWで一部作品が藤子・F・不二雄のパラレル・スペースとしてドラマ化された。藤子アニメの出演で馴染みの肝付兼太率いる「劇団21世紀FOX」によって舞台化もされた。SF短編は1977年から1987年にかけて刊行された『異色短編集』(ゴールデンコミックス、全6巻)を始めとして数度の単行本化が行われており(詳細は#単行本を参照)、全作品(112タイトル)の完全収録は2000年から2001年にかけて小学館より刊行されたPERFECT版(全8巻)が最初である。なおPERFECT版発刊にあたっては、各作品内における現在では不適切とされる表現(言葉)は無難な代替語に改変され、PERFECT版に収録された。2009年7月より刊行されている、藤子Fの作品の網羅を目的とした漫画全集〈藤子・F・不二雄大全集〉の第2期(2010年8月刊行開始)において、過去に「少年SF短編集」として単行本化されたものが「少年SF短編」として全3巻が単行本化されたほか、2011年9月より刊行予定の第3期においても「SF・異色短編」(全4巻)、「初期SF作品」(単巻)が刊行される予定となっている(詳細は後述の#単行本を参照)。全収録を謳った『PERFECT版』は、1968年(昭和43年)に発表された「スーパーさん」から1995年(平成7年)に発表された「異人アンドロ氏」までの112タイトルを収録し、全112話をSF短編の総数としている。ほぼ全ての作品が1987年(昭和62年)の藤子不二雄とのコンビ解消よりも前の作品であり、藤子不二雄名義で発表されている。コンビ解消後に藤子・F・不二雄名義で発表されたのは「異人アンドロ氏」の1話のみ。SF短編を収録した単行本を発行名義で大別し、さらにレーベル毎にまとめた。特記のない限り、全て小学館からの発行。書誌情報の詳細については#書誌情報、収録作品の詳細については藤子・F・不二雄のSF短編一覧をそれぞれ参照のこと。藤子不二雄名義で発行された初期の単行本。収録作品の重複はなく、いずれも初収録。コンビ解消後、藤子・F・不二雄で発行された単行本。一部に未収録作品の追加はあるが、いずれも藤子不二雄名義本収録作品の再収録が大部分を占める。『藤子・F・不二雄のSF(すこし・ふしぎ)短編シアター』として1990年3月から1991年10月に小学館ビデオからOVAとして全6巻発売。以下の11話がアニメ化されている。制作会社はスタジオぎゃろっぷ・マジックバス・アニメーション21。藤子Fのアニメとしては唯一のOVAシリーズであり、ステレオ収録となっている。下記2編がシンエイ動画制作により『週刊ストーリーランド』で放送された。日本テレビ系で藤子アニメが放送されたのは『T・Pぼん』以来となる。末ビデオソフト化。2008年10月31日よりWOWOWミッドナイト・ドラマ枠にて『藤子・F・不二雄のパラレル・スペース』として以下の作品がドラマ化された。劇団21世紀FOXで複数回短編を原作にした作品が舞台化されている。書誌情報の参考とした。以下の出典は『小学館:コミック』(小学館)内のページ。書誌情報における発売日の出典としている。
出典:wikipedia
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