一人の道（ひとりのみち）とは、1972年1月10日に発売されたピンク・ピクルスのシングル曲である。円谷幸吉の遺書を参考に作った曲である。当初は「あなたの手紙」のB面曲として発表されたが、その後、A面/B面を入れ替えた形に変更された。オリジナル盤では、曲の冒頭に1964年東京オリンピックのマラソンの実況録音（円谷が2位で国立競技場に入り、イギリスのベイジル・ヒートリーと2位争いを演じた場面）が収録されているが、後にCDとなって再発売されたアルバム『FOLK FLAVOR』においては、実況録音の部分の著作権の問題により、本曲のみオリジナルとは別テイクのものに差し替えられている。ピンク・ピクルスは、共に同志社女子大学の学生であった小林京子と作曲の茶木みやこが1970年に結成したフォークデュオグループ。 当初より一年間だけの約束だった模様で、本曲が反響を呼んだのは1972年の解散後だった。1964年東京オリンピックで銅メダル獲得後、周囲の期待に悩む円谷の気持ちが歌われている。

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