LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

将棋の段級

将棋の段級(しょうぎのだんきゅう)では、将棋における段級位制の概要について述べる。将棋の段級には3つの体系があり、それは、棋士の段位(新進棋士奨励会の段級も含む)の体系、女流棋士の段級の体系、および、アマチュアの段級の体系である。歴史的には、将棋の段級位制の確立は囲碁よりかなり遅く、18世紀になった享保2年(1717年)に、『将棊図彙考鑑』に段位の記載がされてからである。当時は九段は名人のみであった。それ以前は免状に、名人に対しての手合割を記載していた。また、棋力を示すものとして、段級のほかにレーティングという概念があるが、プロの将棋では昭和初期に、公式のレーティングシステムとして比例得点制度が採用されたことがある。段級位制は様々な分野で用いられる制度であるが、口頭での読み方には違いが見られる。将棋界では、「九段」「四段」の読みとして、それぞれ「くだん」「よだん」が常識的である(将棋以外の分野では「きゅうだん」「よんだん」と読む習慣もある)。ただし、「七段」の読みとしては「ななだん」と「しちだん」が混在している。棋士(プロ)の段位は四段から九段までである。三段以下は新進棋士奨励会(奨励会)の段級位となっている。奨励会の段級位と棋士の段級位は連続しており、奨励会の三段から四段に昇段することでプロ棋士となる。(例外的にアマチュアや女流棋士から直接四段の棋士になる道もある。これについては、「"棋士 (将棋)"」を参照。)なお、四段の棋士になった後は、降段することがない。プロ棋士にとっては、段位は肩書きでもある(ただし7大タイトル獲得者はタイトルが優先される。優先順位は竜王・名人、竜王、名人、○冠(複数のタイトルを持っている場合)、その他のタイトル、前竜王・前名人(希望者のみ)、前竜王(希望者のみ)、前名人(希望者のみ)、段位)。アマチュア選手がプロ公式戦に参加した場合、日本将棋連盟では単に「アマ」と呼んで区別する。「アマ○段」とは呼ばない。現役棋士の昇段は、この表の規定を基本としている。※:昇段は基本的に1段ごと、かつ、1年に1回以内であったが、2006年度から竜王戦の規定での昇段のみ、飛びつき昇段や1年以内の2度の昇段が認められるようになった。さらに2009年度に導入された(竜王、名人以外の)タイトル1期獲得の規定による七段昇段、タイトル3期獲得の規定による九段昇段も同様になった。上記以外にも、などがある。また、八段であった高柳敏夫や佐瀬勇次らに対して引退後に(「九段」ではなく)「名誉九段」が贈られた例がある。将棋界では「十段」という段位はない。また、1957年度までは、「九段」の段位もなかった。1950年 - 1961年に「九段戦」(タイトル戦)が行われ、その優勝者(タイトル獲得者)にタイトル称号としての「九段」位が与えられた。そして、1954年、九段のタイトルを3期獲得した塚田正夫に、「永世九段」の称号が与えられた。1958年、段位としての九段の制度が始まり、同年4月に大山康晴と升田幸三が九段に昇段した(末尾の "現役で九段昇段した棋士の一覧" も参照。)。段位の九段と九段戦の制度の混在により、大山九段(九段のタイトル保持者、段位も九段)への挑戦権を争う顔ぶれの中に、塚田永世九段(段位は八段)と升田九段(段位が九段)が含まれるという事態となった。1962年、九段戦が「十段戦」に移行し、タイトル称号は「九段」から「十段」に改まった。1988年度から、十段戦が発展解消されて竜王戦となり、「十段」の称号はなくなった。ただし、十段のタイトルを多数回獲得した者に与えられた「永世十段」の称号はその後も残っており、大山康晴と中原誠の2名がその該当者である(ただし、彼らの段位は九段である)。また、塚田正夫には没後に「名誉十段」の称号が追贈されたが、これも段位ではなく、記録においては塚田の段位は八段である(塚田は現役時に九段昇段の条件を満たしていたが、昇段した記録がない)。なお、棋士ではないが、名人400年を記念して、日本将棋連盟が徳川家康に十段を贈っている。詳細は、"新進棋士奨励会#奨励会規定"を参照。前述の通り、奨励会には最高三段までの段級位が存在する。奨励会に入会した者は、多くの場合6級からスタートして奨励会員同士の対局をし、規定以上の成績を挙げると一つ上の段級位に昇進できる。三段に昇進すると「三段リーグ」に参加して三段同士のみの対局を行い、そこで所定の成績を収めると四段の棋士になる。奨励会では、成績不振による「降段点」・「降級点」を2度取ると降段・降級となる。成績不振の場合は降級して7級になる場合もある。8級は存在せず、7級から降級した場合には退会となる。降段・降級があるという点で、奨励会の段級位制は将棋界の中で特異なものである。女流棋士(女流2級以上)となる方法については、"女流棋士 (将棋)#女流棋士になる条件" を参照。女流棋士の段級位と、棋士・奨励会員の段級位の体系は異なる。女流棋士の段級位は、女流2級から女流六段(以上)までだが、女流タイトルを保持するトップ女流棋士でも、棋士との公式対局での勝率は2割程度である。女流棋士の昇級・昇段規定は、日本将棋連盟ホームページの「昇段規定:日本将棋連盟」で公表されている。日本女子プロ将棋協会 (LPSA) の昇級・昇段規定は、日本女子プロ将棋協会ホームページの「棋士規程」で公表されている。2012年の公益社団法人化に際して制定された。日本将棋連盟の昇級・昇段規定に、LPSA主催棋戦の戦績による規定が加わったものとなっていたが、2014年5月30日に改正され将棋連盟と全く同一のものとなっている。10級から八段までの段級位がある。通常取得できるのは六段まで。以前は七段以上は著名人・功労者への名誉段位だったが、アマチュア竜王戦創設により七段・八段の実力での取得が可能になった。初段以降は免状が、1級までは級位認定状が、それぞれ日本将棋連盟から発行される(有料)。アマチュアの段級位とプロの段級位は体系が大きく異なっており、日本将棋連盟は奨励会の6級がアマチュアの三段 - 四段、あるいは五段に相当するとしている。また、女流2級はアマチュアの二段 - 四段相当としている。しかし、近年ではアマチュアの最上位クラスはプロに遜色ない対戦成績を公式棋戦であげている。渡辺明は2008年に「アマトップの方々は奨励会で言えばプロ手前の二段から三段の力はある」と述べている(アマチュアの最上位クラスはアマ六段 - 七段。アマは全くの初心者からトッププレイヤーまで差が極めて大きいが、プロは奨励会から相応の実力が要求されるため、相対的に上下の実力差は小さいことになる)。段級位の認定は、以下のいずれかの方法で受けることができる。段級位の免状・認定状が有料であるため、囲碁と同様に地方棋界では、免状を持たない「段格」のアマチュア棋士が存在する。また、同じ段級位でも取得方法によって難易度が大きく異なるため、実力の指標としてはあまり当てにならない。認定問題による獲得は比較的易しく、逆に将棋倶楽部24での取得は非常に難しいとされる。一部の大会で優勝すると段位を獲得できる場合もある(この場合無料)。例えばアマチュア竜王戦で優勝するとアマ七段、三回優勝するとアマ八段が獲得できる。この他、著名人などにアマチュア段位が授与されることがある。基本的に名誉称号のような物で、実際の棋力を反映した認定ではない。アマチュア最高位である八段は、2014年現在全て著名人・功労者に対する授与である。田中角栄、福田赳夫、永井英明、渡邉恒雄らがアマ八段を贈られている。2011年には、日本将棋連盟東海本部(現日本将棋連盟東海普及連合会)の設立に尽力した堀田正夫が、史上初となる名誉九段位を授与されている。人間以外では、2014年9月23日、くまモンがゆるキャラ初となる段位(初段)を授与された。現役で段位が九段になった棋士の一覧を示す。項目名のボタンをクリックすれば、並び替え(ソート)が可能である。かっこ内は、九段昇段の事由が発生した日を表す。ただし、昇段日と同じである場合や、新規定の施行日での昇段の場合には記さない。左端の数字は棋士番号であり、小さい番号であるほどプロ入りが早かったことを表す。「九段昇格規定30点」は、それまでの条件であった「(原則として)名人3期」を緩和したもので、1973年11月3日に施行された。点数は下記のように計算する。その後、「タイトル3期」、「勝数規定」、「名人1期」、「竜王2期」などの条件が導入され、さらに緩和されてきている。(2016年5月31日現在)免状はプロ・アマチュアどちらも、基本的な文面は同じである。以下、双方の概略と差異について述べる。江戸時代は将棋所を名乗る「将棋三家」(大橋本家・大橋分家・伊藤家)が免状を発行していた。明治時代になっても依然として三家が発行権を握っていたが、大橋分家、伊藤家は絶え、残る大橋本家も十二代当主の大橋宗金が1910年(明治43年)に死去し、以降の大橋本家は将棋界から手を引いていった。宗金は自身は五段に留まったため、早くから免状の審査を小野五平(のちの十二世名人)、のちに関根金次郎(のちの十三世名人)に委託していた。こうして、時の名人が免状を発行するようになったが、名人だけでなく時の実力者も勝手に免状を発行するようになった。1927年、日本将棋連盟が発足し、1935年に実力制名人戦がはじまったことで、免状発行権も日本将棋連盟に一元化された。日本将棋連盟は、当初はアマチュアにのみ免状を発行し、プロには発行していなかった。プロの昇段者は、ただ規定に基づき氏名が発表されるだけであった。第二次世界大戦後、プロにも免状を発行することになった。日本将棋連盟は瀧井孝作に文面を依頼し、瀧井の撰した文面が、現行の免状に使われている。文面は初段から九段まで少しずつ異なる。初段以上の免状には、日本将棋連盟会長、名人、竜王の直筆署名が付く。過去には、永世名人が署名に加わったこともある。現在でも永世名人(または永世名人資格者)や他の棋士の署名を付けるキャンペーンが不定期で行われている。推薦人やその他の棋士の署名を希望することもできるが、費用は応相談となる。一方、級位認定状は印刷された会長署名のみとなり、文面も10級 - 1級まで全て同じである。署名は日本将棋連盟会長のみで、竜王・名人の署名は付かない。また、アマは段位の「允許」、プロは「免許」と表現する(ただし、八段以上はどちらも「推ス」)。允許(免許)を受けた者の表記は、アマは「(氏名)殿」、プロは「棋士(氏名)」となる。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。