ダルク(DARC)とは、"Drug Addiction Rehabilitation Center"の略で、NPO法人の薬物依存者の薬物依存症からの回復と社会復帰支援を目的とした回復支援施設である。医療施設ではないため、薬物依存からの回復者等が必要な研修を受け、スタッフを務める回復支援施設である。プログラムは各施設によって特色がある。利用期間は施設によって異なるが、概ね1年から3年程度、重複障害など医療機関との連携が必要な場合はもっと長くなる場合もある。すべてのダルクが入寮は任意であり、プログラムの中止は本人の意思に任されている。医療機関、行政機関、司法機関などと連携を取りながら、プログラム(主にグループセラピー、明確なものは特に無い)を1日2~3回程度行う。一日や週間プログラムなどの内容は、全国のダルクで違う。なお通所プログラムもあり、通所の利用料も全国各施設で違いがある。スタッフと相談しながら本人に合ったプログラムを行うこともある。また、それぞれのダルクは独自の回復プログラムを有しており、地域性、利用者のアイデンティティに対応したカリキュラムを提供している。利用費は個々の施設により異なるが、家族負担、生活保護費などが充てられる場合が多い。リハビリプログラムの期間は、個人差があり本人の回復の早さにより変動する。薬物依存の回復支援は、先進国の中でもとりわけ日本が遅れている。理由は日本が類まれなる一次予防の成功国であることが挙げられ、使ってしまった人たちに目が向けられてこなかった。国や自治体の支援のない中当事者の活動として始まったのがダルクであるため、どの施設においても運営費の不足は問題になっている。近年、厚生労働省の障害者総合支援法や法務省の自立準備ホームなどが回復支援費として使われる様になったが、人件費の不足はなかなか埋められていないのが実情である。
出典:wikipedia
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