『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』(あくまじょうドラキュラ ダークナイト プレリュード、英題: ")は、コナミから1997年11月27日に発売されたゲームボーイ用ソフトのアクションゲーム。ゴシックホラーアクションゲーム・悪魔城ドラキュラシリーズのゲームボーイでの3作目。主人公は、シリーズ初の女性主人公となる17才の少女ソニア・ベルモンド。ソニアがヴァンパイアハンターとして、鞭を武器にモンスターが巣食う悪魔城に乗り込み、魔王ドラキュラ伯爵打倒に立ち向かう。基本ゲームシステムは、2D横スクロールのステージクリア型アクション。本作のシステム的な特徴としては、一定時間無敵状態になってパワーアップする「バーニングモード」と、精霊の力をサブウェポンとして使用する「ソウルウェポン」があり、ステージ内には分岐もあってトラップ部屋や隠しステージなどもあり、コレクションアイテムの収集によるマルチエンディングが採用されている。キャッチコピーは、「ドラキュラの歴史、今ここに始まる。」。スーパーファミコン用の周辺機器のスーパーゲームボーイに対応しており、スーパーゲームボーイでプレイすると画面は13色カラーになって独自のピクチャーフレームが付く。なお、本作のストーリーは、発売当時は悪魔城ドラキュラシリーズ最古であり、「ドラキュラの歴史の全てはここから始まっていく」という触れ込みで発売された。しかし1999年に作成された悪魔城ドラキュラシリーズサイトの作品ストーリー年表には本作も記載されていたが、2005年に作成されたシリーズサイトのストーリー年表ページには記載されていない(シリーズ作品紹介ページでは本作も紹介されている)。2000年頃にドリームキャスト用に北米で発売予定だった悪魔城ドラキュラシリーズの3Dアクションゲーム『Castlevania Resurrection』では、ソニア・ベルモンドが主人公の1人であり、スクリーンショットなども公開されていたが、完成することなく開発中止となっている。中世トランシルバニア、悪魔の力を手に入れた男がいた。ドラキュラ伯爵。人々はその魔王に恐怖し、ただ暗黒時代に不安を唱えることしかできなかった。ドラキュラは超常の力と魔界より呼び出した闇の従者達を使い、絶望という暗黒をヨーロッパに広げていった。時を同じくして不思議な力を持った1人の少女が片田舎の貴族の家庭で産声を上げた。普通の人間には理解できない大自然の超常的な存在と語り合える特殊な力を持っていた少女は、周囲の誰より早くその特異な力に気付いた祖父に「お前の力は決してお前のためだけに使ってはならない」と言い聞かされながら育った。少女が17歳のある夜、生き別れた父を探す旅の途中だというアルカードと名のる謎の青年と出会う事で運命の歯車はゆっくり動きだすのであった。惨劇は突然少女を襲った。館がドラキュラの下僕である異形の怪物たちに襲撃され、麓の町に出かけていた少女が戻った時には息も絶え絶えの祖父が残されていただけだったのである。「今こそお前の力を役立てる時だ…」祖父の遺言を心の中で繰り返し、少女は祖父の形見の鞭を手に、ドラキュラ打倒のため悪魔城へと向かった。少女の名はソニア。後にヴァンパイアハンターとして、ベルモンド家の名を世に残す先駆けとなった存在である。"「悪魔城ドラキュラ」および「ドラキュラ伝説」「ドラキュラ伝説II」の項のゲームシステムに関する記述も参照"基本的なシステムはゲームボーイ版の前作『ドラキュラ伝説』2作を踏襲しており、特徴だったロープにつかまっての上下移動や、鞭が2段階パワーアップで火球が発射されるなどが引き継がれている。本作ではしゃがみ歩きも可能である。ステージ数は全6面で、1つのステージが前作より長めに作られている。本作は『悪魔城ドラキュラXX』のようなちょっとしたステージ探索要素を持っており、ステージ内には分かれ道があってルートが分岐しているところもある。隠しステージやトラップ部屋もある。そしてステージのどこかにあるコレクションアイテム(シリーズ定番のサブウェポン)を集めることでエンディングが分岐変化する。ゲームスタート時にゲームセレクトとして難易度を「スタンダードモード」か「ライトモード」か選べる。スタンダードモードは標準で、ライトモードは鞭が2段階パワーアップした状態でスタートする。本作には得点という要素はないが、クリアするまでに倒した敵の数がエンディングで「HIT SCORE」として表示される(HIT SCOREはセーブされない)。ゲーム途中から再開してプレイする場合は、前作はパスワード方式だったが、本作にはバッテリーバックアップが搭載されセーブ・ロード機能が付いている。セーブはステージ間でのみ可能。バーニングモードは、ソニアの潜在能力を引き出す特殊能力で、体力ゲージの下のバーニングゲージを消費することで発動できる。発動中は一定時間無敵状態になってダメージを受けなくなり、攻撃力・移動スピード・ジャンプ力といったステータスが2倍になる。発動後は、次のステージに行くか、ミスしてリスタートになるまで再使用できない。ソウルウェポンは、本作でのサブウェポンに相当し、精霊の力を借りるという魔法のようなものになっている。道中でアイテムとして任意に取得するのではなく、ステージボスを倒していくことで解放され自動的に追加されていく。ハートを消費して使用するのは従来通り。攻撃や回復など5種類あり、風、水、炎、聖、魔の順で入手できる(魔は隠しウェポン)。セレクトボタンで表示される特殊アイテム画面で選択して随時切り替え可能。
出典:wikipedia
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