


暖秋(だんしゅう)とは平年(1981 - 2010年の平均)に比べて気温の高い秋のことである。気象庁による3階級表現で9 - 11月の平均気温が「高い」に該当した場合の秋をいう(階級表現に関しては外部リンクも参照のこと)。近年での全国的な暖秋は特に11月を中心に顕著な高温となった2011年など。秋になっても日本の南の太平洋高気圧の勢力が強かったり晩秋(11月)になっても寒気が弱かったり、また偏西風の蛇行が弱く日本付近に寒気が降りにくい状態の年は暖秋となりやすい。1977年、2003年、2009年のように冷夏の年でも暖秋になったこともあれば、1978年、1984年、1995年、2002年のように猛暑の年でも寒秋になったこともあるので、夏の気温が必ず秋に引き継がれるとは限らない。暖秋の年は早秋(特に9月前半)に厳しい残暑を伴うことが多いほか、気温が高いために紅葉も遅れがちになる。また日本では1998年以降は全国的に顕著な暖秋となる年が多い。これは上記で示した以外に地球温暖化や気候変動なども要因に挙げられる。日本での暖秋年は戦後(とりわけ1998年以降)に圧倒的に多く、戦前では際立って少ない。戦後では昭和時代までは年代により発生頻度の差が大きく明確な周期性ははっきりしていなかった。どの地方でも、1962年-1974年の15年間は平年を上回った秋がない。しかし、平成以降は暖秋となる年が頻発し、特に1998年以降、2001年や2002年を除いて顕著な暖秋が恒常化している。特に、1998年10月、1999年9月、2003・2004年の11月、2005年の9.10月、2006年11月、2007年9月、2010年9月、2011年11月、2012年9月は平年を1℃以上上回った。秋全体では、1999年と2011年が最も暖かい。また、2012年は北日本に限れば平年よりも1.7℃も暖かく、更に9月に限定すれば3.7℃も高かった。またラニーニャ発生年は顕著な暖秋になりやすいとみられる(典型的な例として1999年、2005年、2007年、2010年、2011年がある)。ただし、1955年、1964年、1967年、1971年、1973年、1984年、1988年はラニーニャ現象が起きていたにも拘らず、寒秋になった。しかし、近年では2003年、2004年、2006年、2012年などラニーニャ現象が起きていない年や、2009年のようにエルニーニョ現象が起きていた年でも暖秋になったこともある。出典:日本の地域平均気候データ、季節の地域平均気候表・気象庁 以下の表から、1962年から1974年にかけては平年を上回った年がないことがわかる。
出典:wikipedia
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