ルロロマニック(Lloromannic)は、株式会社サンリオが著作権を保有するキャラクター群である。2002年に開発されたサンリオの人気キャラクター群、シナモロールの世界から新たにキャラクター設定され、2007年に商品展開された。同年9月20日よりキャラクターグッズの販売が開始された。シナモンと仲間達の住む、シュクルタウンの街外れには一件の古い洋館がある。その洋館をこどもたちはお化け屋敷とよんで近づかない。その館の大広間にある大きな鏡、そこをのぞき込むと全てが逆さまの闇の世界が・・・。時計は逆回りし、昼が夜、夜が昼・・・。鏡の向こうの闇の世界が、ルロロマニック。そしてある日、ルロロマニックからシュクルタウンに二人の悪魔がやってきた・・・。と、物語は綴られる。このように、詳細にキャラクターのプロフィールおよび背景が設定されている点は、これまでのサンリオキャラクターの特徴を踏襲している。ルロロマニック(Lloromannic)とはシナモロール(Cinnamoroll)をスペルで逆さ読みしたものであり、「逆さまの世界」を表現している。それに沿って、ルロロマニックでは、癒し系よい子キャラであったシナモロールのシナモン&フレンズとは全く逆の、2人の小悪魔キャラ、ベリー(Berry:♂)&チェリー(Cherry:♀)を新たに売り出している。どうやらこの子達はとってもセコくて悪い子で、人気者のシナモンたちに嫉妬し、追い落とそうと狙っているようだが、どことなく憎めない(、といった設定である)。キャラクターグッズの背景色は黒とピンクを基調とし、古い洋館、クモの巣、コウモリ、幽霊(?)などの絵が描かれ、ホラー・ゴス風味のデザインがなされている。しかし、全くおどろおどろしくなく、キャラである小悪魔ベリーとチェリーはシナモン系のとても可愛い絵柄となっている(シナモン&フレンズの耳が黒山羊の角やコウモリの羽になっているといった感じである)。キャラクターの雰囲気、色づかいとしてはマイメロディの敵役である(アニメからのスピンオフで独自キャラとして確立された)小悪魔キャラ、「クロミ」(Kuromi)に近い。ゴスロリチックなデザインで独自のファンを獲得することに成功したクロミと同様に、サンリオはルロロマニックを売り出すことで従来のシナモロールファンに加えて新たな購買層を狙っているものと推測される。このことを受け、アニメ「おねがい♪マイメロディ きららっ★」でははりねずみくんの友達と言う設定で進行・解説役として登場するなど、積極的な売込みが見られる。サンリオはこれまでも経営戦略として、正統派よい子キャラとしての「ハローキティ」、「マイメロディ」、「けろけろけろっぴ」などの対極として、やんちゃなチョイ悪キャラとしての「バッドばつ丸」や「つん子」、「クロミ」などを世に送り出すことで、幅広いファンの心をつかむことに成功してきた。「ルロロマニック」の世界の魅力的なキャラクター達のこれからが注目される。サンリオショップでは、ベリーとチェリーのぬいぐるみ、タオルやバッグ、文具などが既に販売されている。2007年11月上旬現在、(イトーヨーカドーなど)スーパーでは、ルロロマニックの幼児用パジャマ、幼児用パンツが売り出されている。ロゴの"Lloromannic"は読みにくいということもあるためか、あるいは世界観を早めに浸透させるためか、「ルロロマニック」とカタカナでかかれたキャラクターシールがおまけで付いてくるというサービスが展開されていた。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。