寺家新屋敷館(じけあらやしきやかた)は富山県南砺市やかた(旧・福野町)に在った城。田中氏第、寺家新屋敷城ともいう。市史跡。ほぼ正方形の曲輪を持つ平城。規模は南北62m、東西80m。曲輪の周りには高さ3m程度の土塁を巡らせてあり、その四方を幅約5m、深さ約2.5mの堀で囲っていた。越中国庄ノ城の出城とされている。南北朝期に南朝方の有力者として活躍した越中国守護桃井直常の家臣であった田中貞行が拠っていたという。恐らく彼が築いたのであろう。またその後に彼の縁者と思われる田中太郎兵衛なる者が拠っていたともいう。その後寺家新屋敷館の名前が史料に登場する事は無いのだが、近年の発掘調査では江戸時代初期辺りまで使用されていた形跡がある事が判明している。曲輪が在った場所は神明社の境内となっている。神明社の北側にははっきりと土塁が残っており、東側にもその痕跡が見られるが、堀が在った場所は耕地されておりその面影は無い。石碑、案内板が建てられている。
出典:wikipedia
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