武田 信親（たけだ のぶちか、長禄2年（1458年） - 文明17年（1485年）8月22日/永正11年（1514年）8月22日?）は、戦国時代の大名。若狭武田氏の第4代当主。官位は治部少輔。室町幕府若狭守護・御相伴衆。長禄2年（1458年）、第3代当主・武田国信の子として誕生。幼名は彦太郎。文明12年（1480年）、室町幕府第9代将軍・足利義尚の御相判衆に任じられた。なお、死去の年代をめぐり以下の2説があり、それに伴い事跡も異なる。父の存命中に家督を譲られていたが、文明17年（1485年）に父に先立ち没した。家督は弟の武田元信が継いだ。文明14年（1482年）に信親が建立した栖雲寺に墓所が存在する。延徳3年（1491年）に父が死去したため、家督を継いで第4代当主となる。明応元年（1492年）、第10代将軍・足利義稙による六角征伐が始まると、信親は六角高頼を破るのに武功を挙げた。このため、義稙に重用されるようになり、義稙が京都から追放された後も義稙に従った。永正5年（1508年）、大内義興によって義稙が復権してくると、義稙に従い、足利義澄を奉じる六角高頼と戦って勝利した。永正11年（1514年）に死去。享年57。跡を子の元信が継いだ。

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