『サウスパーク』(South Park)は、アメリカのコメディ中心のケーブルテレビチャンネル、コメディ・セントラルで放送されている切り絵による(または切り絵風の)ストップモーション・アニメ。初回放送は1997年8月13日。総話数はシーズン19までで267話。2016年秋にシーズン20が放送される予定。また、1999年に映画版が公開されている。シーズン18まででエミー賞を4回受賞。コロラド州の小さな町サウスパークを舞台に主人公の少年4人が騒動を起こしたり、巻き込まれるコメディ・アニメであり、過激な描写や痛烈な社会風刺、ブラックジョーク、有名映画・ドラマのパロディが特徴。原作はトレイ・パーカーとマット・ストーン。この2人は監督・脚本のほか、作画や登場人物の声、音楽など制作全般を務めている。ストップモーションを使った切り絵の可愛らしい描画とは裏腹に過激な描写や社会風刺を主テーマとするコメディ・アニメである。放送開始当初から話題を呼び、ケーブルテレビ史上最高視聴率(スポーツ番組除く)や、数回のエミー賞受賞を記録している。チューバッカ弁論など、実社会にも影響を与えている。1995年にコロラド大学の同級であったトレイ・パーカーとマット・ストーンが制作した切り絵によるストップモーション・アニメ『クリスマスの精神』(Spirit of Christmas)が原型であり、その後、1996年に制作されたパイロット版を買い上げたコメディ・セントラルによって1997年8月に放送が開始された。正式な放送番組となった後も、個人制作時代と同じくトレイとマットの2人が脚本、声など制作全般に携わっており、主人公達4人を含めた登場人物全般の声を2人が行っている(女性の声についてはメアリー・ケイや、後任のエリザ・シャイダーなどが主に担当)。また、初期は実際に切り絵を使いストップモーションで制作されていたが、後にCG制作に移行しており、移行後もストップモーション的なアニメーションは維持しつつも、ストップモーションでは不可能な描写も多用している。話は基本的に1話完結型であり、主人公の4人の少年達を中心に展開される。ストーリーラインそのものは荒唐無稽で馬鹿馬鹿しいことが多いが、実際の事件や時事問題を擬えたり、実在の人物を登場させてネガティブな話題を誇張して扱うなどして笑いをとる。特にCG制作移行後は制作期間の短縮によって数週間のタイムラグで時事問題を扱うことも多い。また、演出には、しばしば映画やドラマのパロディを用いることも特徴である。なお、サウスパークはコロラド州に実在する地名である(South Park)。オープニングは放送開始から現在に至るまで、何度か映像が変更されたり音声をアレンジされたりしている。声優は基本的にごく少数で、レギュラーやゲストの別なく1人で何役も演じられている。特に主人公4人らは制作者であるトレイパーカーとマットストーンを中心に演じられており、ミキシング・コンソールで声質を変えるなどの工夫が加えられている。女性はメアリー・ケイが担当していたが、第3シーズン中に自殺し、その後はエリザ・シャイダーなどが主に担当している。シーズン8第1話「Good Time With Weapons」 やシーズン15第6話「I Should Have Never Gone Ziplining」など、しばしば日本語の台詞が登場するが、トレイ・パーカー本人が演じている。パーカーはコロラド大学で日本語を専攻し日本への在留経験もあるため、日本語の発音は流暢である。2015年現在、2019年(第23シーズン)までの製作が決定している。日本では1999年からWOWOWが放映権を取得し吹き替え版を放送してきたが、2004年10月より放送の第7シーズンを最後に終了。2010年にMTVにてアメリカで発売されたDVD「マット&トレイが選ぶBEST 10」に収録されている10話を字幕にて放送。2011年2月16日その字幕版DVDを発売予定。現在、MTVにて第8シーズンを放送中。2月13日に放送開始され、初回は10話を一挙に放送された(字幕スーパー版)。また、日本のFOX bs238で、2011年10月3日から第8シーズンの放送がMTVエンタメゾーン枠で開始され、吹き替えのキャストも一新された。翌年4月から第9シーズンが字幕版のみで放送されたが、それ以降は放送がない。なお、作者は日本通として知られる。トレイ・パーカーは大学で日本語を学び、日本在住経験もある他、元妻は日系人である(2010年に離婚)。またサウスパーク以前の作品(カンニバル!ザ・ミュージカル)から日本人のスタッフが制作に携わり、実際に出演もしている。上述のとおりシーズン7までを放送。AXNでもシーズン6までが放送されている。原語版でキャラクターの声を少人数で分け合っているのにならってか一人の声優が多数の役を担当している。男性モブキャラの声は小形満と乃村健次が大半を占め、女性キャラはほぼ全員を鈴木紀子が演じた。第2シーズンまではリリー・フランキーや篠原勝之などタレント・歌手などがゲスト出演した例も多かった。挿入歌などは第3シーズン15話の楽曲を除き吹き替えられている。シーズン8のみ吹き替え版が製作された。映像面での修正が多くグロテスクな表現を黒丸で覆い隠したりぼかされたりした箇所があるほか一部シーンがカットされたエピソードもある。主題歌やほとんどの挿入歌が字幕対応になっている。番組内容の過激さもあり、日本では放送されなかった回もある。すべて放送されていれば放送100回を迎える記念の回では、ラストで放送100回を祝う内容が入ったために、途中放送されなかったエピソードがあったことがわかる(また日本独自の内容で放送をとばしたことをカイルがつっこんでいる)。公式サイトSouth Park Studiosで全エピソードを視聴することが可能。全編英語またはドイツ語の選択可能。字幕は英語のみ。またマクロメディアが運営していた「Shockwave.com」で、1分30秒ほどの短尺作品を視聴することができた。キャストは「無修正映画版」と同様。「shockmachine」でHDDに保存が可能だった他、一部エピソードについては視聴後にミニゲームを楽しむことが出来た。1999年6月30日にR指定で全米公開。日本公開は2000年8月12日。2001年に洋泉社から発売された。『映画秘宝』で2011年まで「サウスパーク通信」を連載していた高橋ヨシキの著書。この本は第4シーズン11話までの日本未放送作品を含む各エピソードの解説や(各エピソードのケニーの死に様も解説)製作者のインタビューなどが載せられていた。現在は版元にも在庫がないなど絶版状態になっている。
出典:wikipedia
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