


旅名人の九州満喫きっぷ(たびめいじんのきゅうしゅうまんきつきっぷ)は、日本の九州16社局の鉄道・軌道線が3回まで一日乗り降り自由となる特別企画乗車券である。九州旅客鉄道(JR九州)が発売する。利用可能期間中(発売日から3か月間)、参加事業者の鉄道・軌道線の普通列車・快速列車(及び特別料金が不要な急行・特急列車等)に3回乗車できる。同じ日に同一行程で1枚のうち2回分を2人、あるいは3回分を3人で使用することも可能である。1回分は乗車当日のみ有効。九州にはバスにおいても類似した企画乗車券「SUNQパス」が存在する。基本的な使用方法は青春18きっぷに準じ、複数人での使用やJRの料金不要区間の特急列車(宮崎駅 - 宮崎空港駅間)への乗車もできる。新幹線、博多南線、有料の特急列車、グリーン車、南阿蘇鉄道のトロッコ列車、くま川鉄道の「田園シンフォニー」は別途料金券を購入しても利用できない。JR九州の普通列車・快速列車、平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線列車、肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」リビングカーの指定席は別に指定席券を購入することで利用できる。利用可能期間内であれば連続した3日間でなくても使用できる。乗車日が翌日にまたがる場合、JR九州線は0時を過ぎて最初に停車する駅まで、その他の鉄軌道線は終列車まで有効となる。JR九州のみどりの窓口・旅行センター・JR九州旅行・九州内の主な旅行会社で発売している。なお、新大牟田駅など当該駅からの当パスの利用ができない九州新幹線単独駅のみどりの窓口や、JR九州沖縄支店でも発売を行っている。JR九州が営業する窓口がない下関駅及びJR九州以外の鉄軌道事業者では発売していない。下記の鉄道・軌道全線。当初は2007年10月1日から2008年3月31日の間を発売・使用期間として10,000円で発売された。JR九州および同社との連絡運輸を行っている各社局の計11社の鉄道線が使えた。発売期間中に約4,400枚が発売され、利用者から発売継続の要望が寄せられたため、2008年4月18日から対象社局を拡大してリニューアルし、再度発売されることになった。この対象社局拡大で、九州島内は鋼索鉄道や索道及び西日本旅客鉄道(JR西日本)線を除き全ての鉄道・軌道線に乗車できるようになった。リニューアルされたきっぷの発売期間および使用期間は2008年4月18日から7月13日と同年9月12日から11月30日であり、その他の条件は同じとなっていた。2009年も設定され、発売期間および使用期間は2009年4月1日から7月31日と同年9月1日から11月30日であった。2010年度は価格が10,500円に値上げされ、発売・使用期間ともに拡大され、2010年4月1日から2011年3月31日までと、通年利用できるようになった。また前年は利用対象外とされていた平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線が利用対象に加えられた。2011年度も2010年度と同内容で発売し、2011年4月1日から2012年3月31日まで利用できる。2012年度からは有効期間を発売日から3か月間とし、発売期間を設けずに発売する。2014年4月1日から消費税率が5%から8%となったことに伴い、価格が10,800円に値上げされた。前述したようにSUNQパスを意識した内容になっているが、細かい条件では異なっている部分も多いため以下に比較表を記述する。
出典:wikipedia
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