金剛頂寺(こんごうちょうじ)は、高知県室戸市元乙に位置する寺院。龍頭山(りゅうずざん)、光明院(こうみょういん)と号す。宗派は真言宗豊山派。本尊は薬師如来。四国八十八箇所霊場の第二十六番札所である。室戸市周辺では西寺とよばれる。本尊真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわかご詠歌:往生に 望みをかける 極楽は 月のかたむく 西寺のそら寺伝によれば、嵯峨天皇の勅願により大同2年(807年)に空海(弘法大師)が薬師如来を刻んで創建したという。『南路志』(江戸時代の土佐の地誌)所収の寺記によれば、大同元年、唐から帰国途次の空海が当地に立ち寄り創建したとされる。同寺記によれば、嵯峨天皇、淳和天皇が勅願所とし、住職も十代まで勅命によって選定されたという。延久2年(1070年)の「金剛頂寺解案」(こんごうちょうじげあん、東寺百合文書のうち)によれば、当時の寺領は現・室戸市のほぼ全域にわたっていた。中世には長宗我部元親が寺領を寄進しているほか、土佐藩主山内家の祈願所とされた。明治32年(1899年)の火災で伽藍を焼失し、現存する堂宇はその後の再建である。阿南室戸歴史文化道の指定を受けている。駐車場から厄坂の石段を上って途中に山門があり、さらに上り詰めると広い境内に入る。すぐ左側に手水場が、左に回り込むと大師堂がある。正面奥に間口の広い鉄筋コンクリートの本堂が建っている。本堂手前に鐘楼、数々の重文が収蔵されている霊宝殿は本堂の左にあり地下でつながっている。境内伽藍エリアから左方向に数段下りると小さな池があり中に弁財天の祠がある。その先に行くと宿坊があり、さらに奥の本坊と通路でつながっていて、通路の本坊側に護摩堂がある。本坊の下段に魚籃観音石像がある。大師堂に向って右前に一粒万倍の釜がある。納経所は本堂の手前左にある。智光上人廟は鐘楼と本堂の間から山林の中に入った奥にあり、その途中にヤッコソウの自生地がある。
出典:wikipedia
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