アドマイヤサンデーとは、日本の元競走馬で現在は繁殖牝馬である。ファレノプシス、エリモエクセルらと同期の1998年クラシック組で、（旧）4歳デビューながら2戦2勝で優駿牝馬に出走し穴人気を集めた。主戦騎手は松永幹夫が務めた。母としてフサイチホウオー、トールポピー、アヴェンチュラを送り出している。1998年（旧4歳）、デビュー戦となった4月25日の中山競馬場での4歳未勝利戦で、1番人気に応えて初勝利を挙げた。続く4歳500万下条件戦も制し、2連勝で優駿牝馬に出走したが、8番人気で11着だった。夏の休養を経て9月に自己条件のポプラステークス（900万下・当時）に出走して2着となり、続いて秋華賞トライアルのローズステークスに出走し、3番人気に支持されたが7着だった。このため秋華賞を断念、保津峡特別（900万下・当時）に出走し1番人気で勝利し3勝目を挙げた。続く桂川ステークス（1600万下）で2着となり、阪神牝馬特別ではエガオヲミセテに続く2着となり、収得賞金を加算してオープン馬となった。その後、翌年の春シーズンに備えて休養に入り、帰厩後は安田記念に向けて調整されていたが、調教中に左前脚を骨折し競走馬を引退。ノーザンファームで繁殖入りとなった。初年度産駒アドマイヤロイヤルがデビュー2戦目で予後不良となるなど、当初の繁殖成績は芳しくなかったが、4番仔として2007年のクラシック戦線を賑わせたフサイチホウオーを産み、続く5番仔のトールポピーと第8仔のアヴェンチュラがGI優勝馬となり、繁殖入り後から一転して名繁殖牝馬の1頭に数えられるようになった。母は不出走だが、祖母Madeliaはフランスの牝馬2冠を制した名牝であり、近親にもフランスを中心に多数の活躍馬がいる。

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