GB250クラブマン(ジービーにひゃくごじゅうクラブマン)は、かつて本田技研工業が製造・販売していたオートバイである。1983年12月7日にCBX250RSの派生車種として発売された。1960年代風の伝統的なスタイルの継承とメカニズムは最新の融合をコンセプトにしたネイキッドタイプのスポーツ車である。したがってフレームおよびエンジンはCBX250RSとほぼ共通とされ、型式名も共通のMC10型とされた。当初は「CB」の商標で販売が予定されたが、上層幹部が開発途中のGBシリーズを見た時に「CBは時代の先端を進んでいくイメージ、対してこれは時代を逆行している感じだ」と述べたことからGB250クラブマンとなった。デザインこそ一文字型バーハンドル・後方配置とされたステップ位置・アルミリム使用のスポークホイールなどにレトロ嗜好を垣間見ることができるが、メカニズム的には当時の最新を取り入れており、軽量高剛性のセミダブルクレードルフレーム・デュアルピストンキャリバー装着の油圧式ディスクブレーキ・新開発のエンジンなどが採用・搭載された。長期にわたり、数回のマイナーチェンジを繰り返しながら1997年まで製造された。MC10E型空冷4ストローク4バルブDOHC単気筒エンジンは、輸出用エンデューロレーサーXR350Rに搭載されていた排気量339ccSOHCエンジンをベースにして、以下の変更を行ったものである。本エンジンはXR350R用時代から燃焼効率と吸排気効率を大幅に向上させるためバルブを放射状に配置するRFVCが搭載される。さらに初期型(E型)では単気筒エンジンでありながら低速域から高速域までの吸入効率向上と俊敏なレスポンスの追求から口径26mmの強制開閉キャブレターを2基連結搭載するデュアルインテークキャブレター方式が採用された。このため後の負圧型シングルキャブレター採用モデルと比較すると構成パーツが極端に多い。また本エンジンは潤滑系が弱くオイル詰まりをおこし焼き付きを起こしやすい特性があると言われるが、これは管理を長期に行っていない結果であり、通常管理された状態であればトラブルは少ない。なお初期型のみ設計が異なるためオイル詰まりしにくいという話もある。また、レーム構造やパーツの組込み位置から整備性に若干の難がある。以下、モデルチェンジ毎に解説を行う。
出典:wikipedia
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