カコイーシーズ（"）は、アメリカ生まれの競走馬で、引退後は日本で繋養されていた種牡馬である。名前の由来はラテン語のCacoethes（抑えがたい衝動）から。1988年、アスコット競馬場でデビュー戦となった10月のレースでは3着だった。1989年、この年の初戦は、4月のグラデュエーションステークスとなり、1番人気で勝利して初勝利を挙げた。続くダービートライアルステークス（G3）も制し、重賞初勝利を挙げた。しかしダービーステークス（G1）は2番人気だったが、ナシュワンに敗れ3着だった。 ダービー後はキングエドワード7世ステークス（G3）を制し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス（G1）に挑むが、再びナシュワンに今度はクビ差で及ばず2着だった。さらに続くインターナショナルステークス（G1）も2着で、凱旋門賞では2番人気となるが14着という結果に終わった。1990年、この年は4月のグレアムステークスから始動したが1番人気で4着だった。2年連続出走となったキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスも4着、グランドロッジステークス（G3）で2着と勝ちきれなかった。その後アメリカに遠征し、遠征初戦のターフクラシックハンデ（G1）を制しG1初勝利を挙げた。しかし続くブリーダーズカップターフ（G1）では9着だった。11月にはジャパンカップに出走するために初来日を果たし、中央競馬初出走となったレースでは、3番人気で3着となり、このレースを最後に競走馬を引退することになった。引退後は日本で種牡馬入りした。コンサートボーイを始め地方競馬で多くの活躍馬を輩出している。2007年限りでシンジケートが解散されたが、健康状態や受胎率などは問題がなく引き続きトヨサトスタリオンセンターで種牡馬を続けることになった。後継種牡馬としてコンサートボーイとエスプリシーズが種牡馬入りしている。2009年9月11日に心臓麻痺のため死亡した。※2007年終了時点。

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