アトゥク島（アトゥクじま）は、沖縄県の西表島、浦内川河口に位置する無人島。アトゥク岩とも呼ばれる。北東・南西間の長さが180m、それに対する垂直方向の幅は100mほどである。周囲が急な崖となっている岩山状の島で、地質的には西表島と同じ新第三紀中新世の砂岩層からなる。伝承によれば、かつて浦内川は現在の与那田川を河口としていたが、豪雨によって現在の河口部が海と繋がり、この際にアトゥク島も切り離されたという。神が住む島とされ上陸は禁忌だったが、宝物が埋蔵されているとの噂から20世紀初頭に全島が掘り返された。

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