ガウリイ=ガブリエフは『スレイヤーズ』に登場する架空の人物である。声優は松本保典。かつて魔獣ザナッファーを倒した「光の剣の勇者」の末裔で超一流の剣士。主人公・リナと同じく、本編の全巻に渡って登場する。盗賊に絡まれたリナを助けたのがきっかけで、リナの保護者を自称し一緒に旅を続ける。身長182cmの長身長髪の剣士。外見は金髪碧眼の美形に属し、聞き込み捜査等では突っ立っているだけで効果があるとされる程度に癒し系。リナ率いるパーティの中では、唯一魔法の使えない人物(ランツは除く)として描かれている。このため、光の剣を失うこととなった小説第一部終了時点より、純魔族への対抗手段を失っていたが、リナの協力により、伝説の魔力剣「斬妖剣(ブラスト・ソード)」を手に入れることとなった。リナに負けず劣らずの大食いで、アニメではリナとガウリイの食事バトルがお約束となっている。ある程度の酒量を超えるとその時点から、記憶を飛ばすが、酔っぱらっても普段とまったく変わらないように見えるという特技もある。しかし、素面の人間の言葉を酔った相手にわざわざ呂律が回らない言葉で通訳するなど、どこか行動がおかしくなる。剣士としての技量は、達人の域。魔法を操る事はできないが、それを補えるほどの剣技を使える凄腕の剣士。剣士として平均より上のリナでさえ離れて見て何とか太刀筋がわかるほどの腕前を持ち、本編劇中でも彼以上の剣術の使い手とされたのはバルグモンのみである。「野生のケダモノなみに」勘が鋭いともされており、リナ達を驚かせる発言をする事も多々ある。リナにも感じとれない気配(存在感)を察知し、根拠もなくゼロスの正体を見破ってもいた。さらに視力も並外れて良く、竜族やエルフにも見えない遠くを見ることができる。つぶてや足技などの小技を効かせたり、リナの操る魔術と連携させるなどといった、戦闘時の行動は、どちらかといえば戦術レベルでの頭脳派であり、彼がリナから天才剣士と目される一因である。本編6巻以降、リナに請われ、彼女の剣術の師となっている。生真面目かつ実直で鷹揚な性格だが、とぼけた所もある。物事をごくシンプルに捉える癖があり、自分の利を第一に考える事をしない。度胸、度量ともに優れているが、男はこうするべきといった、やや古臭い観念を強く持つ、頑固な一面もある。また、ピントのズレた場の空気を読まない発言によって他人を辟易させることが多く、リナの父親らしき人物から天然と称される。時折天然を装って冗談を言ったり他人をからかうといった、人の悪い一面もある。このピントのズレた発言はどの程度が天然でどの程度が意図的に発せられているのかは、不明とされている。彼のこの、『ピントのズレた』発言は、TVシリーズでは『言葉遊び』的な発言へと意図的に改変されてしまったため、『ものを知らない』=『くらげ頭』のイメージが定着する原因となった。原作上では、物事に拘らない、戦闘以外は万事に疎い人物として描写されており、五歳の子供でも知っている(リナ談)有名人である赤法師レゾや伝説の赤眼の魔王のことを知らない、先祖である光の剣の勇者の話を聞き流して知らずにいた、ゼルガディスの顔を忘れていた、ミルガズィアの名前をなかなか覚えない、傭兵活動に必須であるはずの社会動勢を関知していないといった、エピソードもある。記憶に疎く寒天並みの記憶力とリナに称されているが、髭を生やし外見の変わったランツを一目で見分ける、過去の敵味方の戦闘パターンを覚えるなど、意外な場面でその記憶力を発揮することもある。また、その視力の良さと相まってか、観察力が常人よりも優れているらしく、物事を一番に発見することが多い。しかしながら総じて、物事に対し深く考えることをリナに一任し、放棄しているようである。尚、もとは、それほど頭は悪くないという設定だったが、読者に世界観を説明するため、リナに質問する場面を何度も挿入した結果、「魔法関連に疎い」という設定が変質し上記のような性格になったとも言われている。基本的に鷹揚かつ大人な人物とされているが(原作者曰く知識的、精神的に子供)、ピーマンが嫌いでより分けて食べる、魚の内臓は食べられないといった、繊細かつ子供じみた一面もあり、うっかりピーマンを誤って口に入れてしまった時に起こった出来事のみ、断片的に記憶していた、などというエピソードもある。保護者と称しつつも、常時はリナの方が主導権を握っているように(本人曰く主導権を握られているのではなく自分で考えて動いてないだけ)見えているが、時を応じて年上者らしい貫禄で、励ましたり叱ったりしているようである。なお、本職は原作者から『天職』と太鼓判を押された傭兵なのだが、社会動勢に全く関心がなかった事からリナに「完全に傭兵の自覚がない」とあきれられたことがある。第一部のラストで伝説の武器「光の剣」(正式名称:烈光の剣<ゴルン・ノヴァ>)を冥王に奪われ失ったため、第二部当初は物理攻撃が通じない高位魔族に対してはほとんど戦力になっていなかった。ソラリアで正体不明の魔力剣を手に入れ、覇王との戦いで伝説の武器であり異常なまでの切れ味をもつ「斬妖剣<ブラスト・ソード>」だと知る。本編第1巻でリナと出会う前に、リナの父らしき人物と出会っている(『すぺしゃる』第21巻収録の外伝)。本編第15巻の言動からして、実家はエルメキア帝国だと思われる。原作者によると光の剣の勇者は女性剣士で竜族の青年を連れていた。また、劇場版第1作ではラウデイ=ガブリエフと名乗る、過去の時代の少年が「光の剣」を所有しており、その少年(リナとの遭遇時には老年)自身もそれを匂わせる発言をしているなど、彼の一族と推測される(ドラマCDでガウリイ自身が遠い祖先のランディ50回忌という記述がある)。また、原作者によると兄がいるらしい。
出典:wikipedia
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