『嵐が原 Lex Talionis』(あらしがはら レクス・タリオニス)は、『花とゆめ』(白泉社)1989年18号から20号まで連載された、那州雪絵による漫画。人の心の奥には、誰しも「曇天の荒野」を持っている。"大人になる"為に、"正しく進む"為に、人はそこへ色々な"気持ち"を捨ててゆく。彼等は哭き叫び、時折人を「そこ」へ誘おうとする…。レジオン国の都近くに住む、占い師の孫娘・クリールはある日、怪しい2人組の外人客を祖母へ紹介することになる。お喋りな青年・キシュと無口な14歳の少年・ハリは文無しの状態でクリールの家を占拠し、占いをするまでふたりを人質に取る。占い費用を稼ぐ為、都へやってきたキシュとハリ、そして人質のクリール。そこで彼女は、彼等の不穏な行動を目にする。城を偵察するふたり、そしてキシュと別れて帰る途中で襲って来た野盗を表情ひとつ変えず殺すハリ。クリールは興味心から、ふたりと祖母のやりとりを聴いてしまう。2年前、小国トスローがレジオン軍の手に落ちた。すべてを失った12歳の少年が、絶望と自分への怒りのなかで垣間見たのは、レジオン国王・ユクサームの横顔だった…。『嵐が原』のスピンオフ作品で、若きキシュとその弟ナイル、そして『運命』をテーマに描かれたダークファンタジー。キシュが放浪の旅人になったいきさつが明かされる。『花とゆめ』1992年2号・3号掲載の前後編。単行本『天使とダイヤモンド』2巻に収録されたが、現在は絶版。サイコサスペンス作品。『花とゆめStep増刊』1997年6月15日号掲載。山と海に挟まれた小さな町で、閉塞感を抱きながら日々を過ごす組花。向かいに住む光一の"失恋家出騒動"もいつものことだった。ところが今回は、恋人の文乃が誤解を解こうと家までやって来た。すかさず組花は彼女の車に乗り込み光一の行先案内をはじめるが、恐ろしい計画を胸に秘めていた。オカルトファンタジー。『MELODY』2000年6月号掲載。同じ会社への就職をきっかけに、川沿いのアパートでふたり暮らしを始めた奈穂と仁美。仁美は会社の内勤をする一方、内気な奈穂は在宅の仕事を選んだ。その頃から奈穂は、不思議な水音を何度も聴くようになる。最初は彼女の思い込み過ぎと笑っていた仁美も、玄関から川へ伝う水痕を目撃する。そしておぼろげに思い出した奈穂の過去…幼い頃、商店をやっていた両親の代わりにいつも一緒にいた「ともだち」との思い出、別れのときに川の底へ消えて行った「ともだち」、そして名前も顔も思い出せない「ともだち」。そしてふたりが住むアパートの横の川は、"あの川"の下流だった。真相を突き止めるべく、ふたりは奈穂が幼い頃住んでいた町へ向かう。
出典:wikipedia
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