ネット流行語大賞(ネットりゅうこうごたいしょう)は、1年間にインターネット上で流行した流行語を投票によって決定する賞である。2007年、未来検索ブラジルが運営する2ちゃんねる検索の会員から候補を募集し、同じく会員による投票で流行語を決定する方法で開始。2007年の投票総数は3,723票で、選定結果は2007年12月14日に発表された。2008年の投票総数は43,352票(1次投票から3次投票までの延べ投票数)で、選定結果は2008年12月1日に発表された。2009年はwebニュース「ガジェット通信」(運営者は未来検索ブラジル代表でもある深水英一郎)が主催となり、投票は「ニコニコ動画」および携帯電話向けホームページ作成サービス「@peps!」とプロフ作成ページ「ChIp!」の協力を得て行なわれた。2010年からは産経新聞が中心となり、前述の企業・Webサイトに加えBIGLOBE、goo等のポータルサイトによって構成されたネット流行語大賞実行委員会によって開催され、2010年の選定結果は2010年12月2日に発表された。2011年は実行委員会によるノミネート発表と共同でのアンケート集計を行ったもののほか、ガジェット通信が単独で2009年以前の方式で行ったものの2つが発表されている。ガジェット通信代表の深水は前者を「共同版」、後者を「本家版」としており、このような手法をとったことについて「新語・流行語大賞の最終的な選考は審査委員会が行っており、その過程がブラックボックス化している。ネットで独自にアンケートを使って選考をおこなえば、もっと実感に近い言葉がでるだろうと考え、アンケートを軸にノミネート語を決定する方式とした。だが、共同版でのノミネート語の選定も徐々にブラックボックス化しており、本末転倒な感じがするので、従来のやり方で結果を出してみた」としている。こうした経緯もあってか、2012年はガジェット通信とniconicoの共催という形に戻っている。2013年以降は、ネット流行語大賞の他にネット上で流行ったアニメでの言葉を対象とした「アニメ流行語大賞」も開催されている。同種のイベントとしては、はてな、自由国民社、ITmedia Newsの共同で2005年に開催されたはてな2005ネット流行語大賞があるが、総投票数は340票にとどまり、2006年以降は開催されていない。また、広く一般の流行語を選定するイベントとしては新語・流行語大賞が有名であるが、2007年の場合、ネット流行語大賞と新語・流行語大賞のそれぞれのトップテンに選ばれた流行語には共通するものは全くなく、ネット流行語大賞はインターネット独自の文化色濃く反映したものであるといえる。その一方で、新語・流行語大賞とネット流行語大賞いずれにも選ばれている言葉がある。傾向としては、本大賞が年末に開催されるため、年末に流行した語が比較的有利となる。また選考方法上、2ちゃんねらーの共感を集めた2ちゃんねる用語が、さらに2009年以降はニコニコ動画などで流行った言葉ばかりが選ばれており、世間一般の認知度とは傾向が非常に異なる。
出典:wikipedia
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