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ゼンマイ

ゼンマイ(薇、学名"Osmunda japonica")は、ゼンマイ科の多年生シダ植物。山野に生える。水気の多いところを好み、渓流のそばや水路の脇などによく出現する。根茎は短く斜めから立つ。葉は高さ0.5~1メートル、新芽はきれいなうずまき状で、その表面は綿毛で覆われているが、成長すると全く毛はなくなる。葉は2回羽状複葉。シダとしては切れ込みが少ないタイプに属する。栄養葉では個々の小葉は幅広い楕円形っぽい三角形で先端は丸く、表面につやがなく、薄い質である。胞子葉が独立し、栄養葉より高くまっすぐに立って棒状の小葉が並ぶ。まれに栄養葉の一部に胞子嚢が出る場合があり、これをハゼンマイとして区別する説もあるが、偶発的なもののようである。新芽の外観はややコゴミと似る。北海道から沖縄まで、国外では樺太、朝鮮、中国からヒマラヤまで分布する。アメリカには姉妹種のレガリスゼンマイ ("O. regalis" L.) がある。ゼンマイに似るが、胞子葉が独立しておらず、栄養葉の先端の羽片に胞子嚢がつく。ゼンマイ属は世界に十数種、日本には5種があるが、そのうちでヤシャゼンマイ ("O. lancea" Thunb.) はゼンマイにごく近縁なシダで、外見は非常によく似ている。異なる点は葉が細いことで、特にゼンマイの小羽片の基部が丸く広がり、耳状になるのに対して、はるかに狭くなっている。また、植物体も一回り小さく、葉質はやや厚い。日本固有種で、北海道南部から九州東部にかけて分布する。生育環境ははっきりしていて、必ず渓流の脇の岩の上である。ゼンマイも水辺が好きであるが、渓流のすぐそばには出現せず、ヤシャゼンマイとは住み分けている。上記の特徴はいわゆる渓流植物の特徴そのものであり、そのような環境へ適応して種分化したものと考えられる。なお、この両種が生育している場所では、両者の中間的な型のものが見られる場合がある。これは両者の雑種と考えられており、オオバヤシャゼンマイ "O." ×"intermedia" (Honda) Sugimoto という。その形や大きさはほぼ中間であるが、やや変異が見られると言う。また、胞子葉は滅多に形成されず、できた場合も胞子は成熟しないらしい。日本では山菜の代表格としてワラビと並び称される。若い葉は佃煮、お浸し、胡麻和え、煮物などにして食べる。かつての山里では棚田の石垣に一面に生えていた。春の芽生え前に草刈りをしておけば鎌で収穫できたという。山菜採りのマナーでは、ゼンマイには男ゼンマイ(胞子葉)と女ゼンマイ(栄養葉)があり、男ゼンマイを採るとその後再生しなくなるため採ってはならないとされている。新芽が平面上の螺旋形(渦巻き形)になる。その表面には綿毛が被さっている。スプラウトとして食用にするには根元を折り、表面の綿毛を取り去り、小葉をちぎって軸だけにし、ゆでてあく抜きし天日に干す。干しあがるまでに何度も手揉みをして柔らかくし、黒い縮緬状の状態で保存する。天日で干したものを「赤干し」と呼び、松葉などの焚き火の煙で燻したものを「青干し」と呼ぶ。また、韓国料理ではナムルの材料として使われる。東北地方では、ゼンマイの綿毛を使った織物もある。ゼンマイの新芽を採取した後、食用の茎と綿毛を分離するが、その綿毛を集めておいてゴミを取り除き、天日でよく乾燥させておく。夏頃に90度程度で蒸し上げ、それを乾燥させ、真綿や水鳥の羽毛を混ぜ合わせて糸を紡ぐ。縦糸・横糸のどちらかに綿糸や絹糸を用い、もう一方に前述の混合糸を使って布を織る。ゼンマイの布は保温性や防水性に富み、また防虫・防カビ効果もある。ただ2013年現在では織り手があまりおらず、今後ぜんまい織りの布を入手するのは困難になると思われる。大きな株ではハリガネのような黒っぽい根が塊状になる。これをオスマンダと称し、園芸用の培養材として用いる。新芽の渦巻から、平面の上の渦巻になっているものをぜんまいと称する。ぜんまいばねがその代表例で、これのことを省略してゼンマイと言うこともある。シダとしては名が通っているので、何々ゼンマイというふうに、シダ類の普通名詞として使われる例もある。ゼンマイの語源としては「せんまき(千巻き)」に由来するという説、銭巻であり、巻いた姿が古銭に似るからとの説がある。

出典:wikipedia

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