シャーリー・テンプルの出演作品(シャーリー・テンプルのしゅつえんさくひん)は、シャーリー・テンプルの出演した作品についての一覧と、作品紹介である。「ベビー・バーレスク」()とは、1932年から1933年にかけて製作された幼児だけが登場する映画シリーズ。ユニヴァーサル映画社の下請けだったエデュケーショナル社()が製作。"Runt Page"から"Kid in Africa"まで全8作。この時期の作品は、子供たちと親を対象にしたいわゆる家族向け映画がほとんどであり、一家で観客になることが見込まれ市場として大きい。またヒットした場合、観客層が家族以外にまで広がる可能性があるため、アメリカではしばしば大きな予算をかけた。シャーリー・テンプル出演作のほとんどは予算が豊かで時代をあまり感じさせず、アメリカでは現在も需要が多い。なお、以下の作品のタイトルは日本公開時の題名のとおりに記してある。この時代の彼女の作品は多くがティーンエイジャーを対象としたいわゆる「ティーン映画」。観客は通常、思春期の中学生・高校生のみで、その時代、その時代の作品に興味を持っても過去のティーン映画には関心がない観客層のため、家族向け映画に比べて市場ははるかに小さく予算も小規模である。シャーリーがセルズニック・プロダクション等の作品に出演したころのティーン映画はエリザベス・テイラーであれ誰であれ、現在アメリカのテレビでもほとんど放映されない。この時期のシャーリーの出演作も放映の機会が少なくなったものの、興行収益10位以内に入らなくても決して人気が落ちたわけではない。俳優は人気が衰えるとB級映画へ移るが、彼女の出演作は最後の映画作品まできちんと予算をかけスターを揃えて一流監督が作る長編映画(フィーチャー)である。『シャーリー・テンプル・ストーリーブック』()は、アメリカのテレビ3大ネットワークのひとつNBC系列が1958年1月12日から12月21日にかけて放送したテレビ・シリーズである。第一シーズンとして全16話あり、番組は日曜の夜8時から9時の枠で不定期に組まれた。主題歌はディズニーの長編アニメーション『シンデレラ』の歌を書いたマック・デイヴィッドとジェリー・リヴィングストンのコンビによる「ドリーム・アー・メイド・フォー・チルドレン」(Dreams are Made for Children)。このシリーズのうち13話は同じくテレビ3大ネットワークのABC系列の放送局が1959年1月12日から12月21日にかけて改めて放送している。『シャーリー・テンプル・シアター』は『シャーリー・テンプル・ストーリーブック』の第二シーズンという位置づけで全25話のシリーズ。カラー撮影され、ABC系列が1960年9月18日から1961年9月10日にかけて定期的に放送した。主題歌は「ザ・エンチャンティッド・メロディ」である。どちらのシーズンも1話完結で、おとぎ話や児童文学の古典名作のテレビドラマ化という類似点がある。ともにシャーリーは進行役として劇の前後に顔を見せ、ナレーションを担当し主題歌を歌った。この二つを合わせて便宜的に「シャーリー・テンプル・ショー」と総称することもある。最初は出演に消極的であったシャーリーも、最終的には劇に出演するかどうか彼女に選択権が与えられるという条件で話はまとまった。例えば第1話『美女と野獣』は気乗りがせず、野獣役チャールトン・ヘストンの相手はクレア・ブルームが務めている。『人魚姫』のヒロイン、『オズの虹の国』や『オズのオズマ姫』、『お姫様とゴブリンの物語』のアイリーン姫や『七破風の館』のフィービなど、主役を演じた回も多い。全41話すべてで進行役・ナレーション・主題歌をこなし、そのうち13のエピソードは劇に出演している。この番組はアメリカでは1960年ころのテレビ放送の目玉である。第1話はスタジオから生放送、残りはカラー撮影したビデオ録画を流した。またカラー放送の黎明期の番組のひとつで映像資料はシャーリー・テンプル自身が保存しており、レジェンド・フィルムズ()と協力して退色を復元。そのうち第二シーズンのエピソードをいくつかまとめてアメリカでDVDとして流通しており、VHSビデオは第一シーズンから取ったエピソードにを加えた4巻が発売された。この作品は、当時のテレビ番組としては破格の高い予算をかけながら、当初から指摘された一連の問題がある。シャーリーが1ヶ月に3日しか撮影に割かないためにロケができず、すべてスタジオで撮影したことである。撮影を3日間で終える点を重視し、アメリカ東部のテレビ局ではなくシャーリーの住むアサートンに近いカリフォルニア州バーバンクのスタジオで撮影。そのためセットは持ち運びがしやすく組み立てに時間がかからない形にするほかはなく、視聴者にセットだとすぐに分かってしまう仕上がりに甘んじるしかなかった。以下、シャーリー・テンプルが進行役と歌に加えて劇中に出演する回は太字で示す。
出典:wikipedia
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