『君が見ていた夢を(きみがみていたゆめを)』は、「花とゆめ」(白泉社)1990年17号・18号に掲載された、那州雪絵による中編漫画作品。幼い頃、近所にある"おまつり山"の祠を探検していた拓人と淳也。不思議な声に誘われた淳也が祀られていた石に触れた瞬間、ふたりは奇妙な突風に襲われた。泣きながら助けを求める淳也と、彼を助けようとしながらも風に飛ばされ気を失った拓人・・・。5年前に別の町へ引っ越して行った淳也が、拓人と同じ高校へ入学した。また3人でいたいと願い同じ高校を志望した、拓人の妹・有生。しかし1年後実際に入学してみると、優等生の淳也とそれを嫉妬する拓人の間には深い溝が出来ていた。苛立ちとともに一抹の淋しさも感じる有生。しかし実際には、歩み寄った拓人が淳也に拒絶された過去があった。更に、ここ最近突然成績低下や奇行が目立つようになって来た淳也。当初それは受験ノイローゼや養父母との関係だと言われていたが、疑問を持った有生と拓人はそれぞれ原因を調べはじめる。そのなかで有生が出会った、淳也と同じ中学校出身だという女生徒・羽倉は、彼が3年前に人殺しをしている、と有生に告げる。1学期期末テスト最終日、テスト中に淳也が自らの手をシャープペンシルで突く事件が発生する。即座に彼が休養する保健室へ駆け込んだ拓人は、「あの日」襲われた突風に再び攻撃される。即座に、異変の鍵が"おまつり山"にあることに気が付いた彼はひとり"おまつり山"へと向かい、祠の真実を知る。一方、淳也と一緒に救急車へ乗り込み病院へ同行した有生は、淳也が発した「鬼が・・・」の言葉が気になり、帰宅後羽倉から詳しい話を聞こうと連絡を取る。学校で落ち合うことを約束したふたりだったが、学校へ向かう途中、謎の突風に巻き上げられ墜落死する羽倉。同じ頃拓人は自宅で、淳也の養母から電話で真実を聞かされる。3年前、不可解な事故で死んだ淳也の『弟』の存在、そして淳也に只ならぬ力があることに感づき彼を遠ざけた養父母・・・。母から有生の行先を聞いた拓人は、ふたりを守る為、学校へと急ぐ・・・。
出典:wikipedia
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