クッキングママは、2006年に発売されたニンテンドーDS用ソフト。開発はオフィスクリエイト。本稿では続編作品についても合わせて解説する。日本では当初、タイトーが発売元となっていたが2010年3月の事業再編に伴い「クラフトママ」以降のシリーズ作品はオフィスクリエイトが発売(流通はスクウェア・エニックスが協力)している。ウェブ上の情報も同様に移行されている。日本国内での販売本数が約7万本ほどだったので、「やっても無駄だろう…」と半ば諦めつつ海外でもリリースしたところ、欧州で190万本、北米では302万本の売り上げを記録し、2006年のE3でIGNの「Best DS Most Innovative Design(最も革新的デザインの作品賞)」に輝くなど、現在の国内市場と全世界市場とのユーザー層の意識の差を浮き彫りにしたゲームと言える。全世界でのシリーズ累計販売本数は2010年12月時点で1,200万本を超えている。2006年3月23日発売。1人プレイ専用。本作は、ニンテンドーDSのデュアルスクリーンの内、タッチスクリーンを使用して、上手に料理を行うことが目的となる。料理の手順は画面上の「ママ」が指示し、プレイヤーはそれに倣って操作する。料理の操作はミニゲーム形式で行われ、材料を切る、煮る、炒めるといった基本的なものの他に、米洗いといった細かいところから最終的な盛り付けまで行える。なお、ミニゲームの結果があまりにも思わしくない場合、ママが手直しすることになる。料理を完成した時点で、それまでのミニゲームの点数に応じて評価が変わる。登場するレシピは、日本料理やフランス料理とかなり幅広い。2009年2月26日にはiPhone / iPod touch版が発売。オリジナルレシピが追加されている。2007年2月8日にWiiで発売。Wiiリモコンを操作してプレイすることが可能。Wi-fiコネクションを利用した通信プレイや2人対戦プレイも可能になっている。2007年11月15日発売。クッキングママの続編。プレイヤーが完成した料理を食べてくれるモード、レシピの種類が80種類などのシステムが追加されている。また、ワイヤレスプレイに対応している。なお、米国では日本に先んじて発売している。2008年12月4日発売。Wii版クッキングママの続編。タイトー最後の任天堂の据え置き型ゲーム機用のゲームタイトルであった。2009年11月26日発売。ニンテンドーDSでは最後となるクッキングママの続編。2つの食材を組み合わせて自由に料理を作る「くみあわせてみよう」と、ママに頼まれた食材を買出しにいく「おかいものをしよう」のシステムが追加されている。また、ガーデニングママとの連動要素があり、ガーデニングで育てた野菜をクッキングママ3に送るとミニゲームが追加される仕組みになっている。2011年12月1日発売。本作からニンテンドー3DSで展開されることになったクッキングママの続編。3DSの立体視に対応したほか解像度も上がって料理のリアルさが増加。クッキングママ3で搭載された「くみあわせてみよう」が料理のセオリーを無視して組み合わせられるようになったほか、新しいモードとして窓ふきや雑巾がけのミニゲーム「おてつだいをしよう」が追加されている。発売前には体験版が配信され、2013年5月16日よりダウンロード版が4,500円で販売開始される等、ダウンロード販売での展開も本格化した。2013年11月21日発売。本作はママが3Dグラフィックでアニメーションするクッキングママの続編。パッケージ版のほかダウンロード版が同時発売された。「おへやの模様替え」が出来るようになった他、「おてつだい」と「おべんきょう」をテーマにしたミニゲーム「たいけんチャレンジ」モードと、ママが料理の正確さを判定してくれる「クッキングどうじょう」モードが搭載された。いつの間に通信は模様替えのアイテムが配信される。2015年5月14日にスマートフォン・タブレット端末向けに配信したクッキングママシリーズの最新作。本作はシリーズ初の本体無料のアプリ内課金というシステムとなっている。また、ログインスタンプシステムを初搭載し、トロフィー機能やミニゲームのスコアランキングの実装でより直感的に遊びやすくなった。同年6月下旬の大型アップデートで模様替え機能やママのカスタマイズ機能の実装や、音量調整機能を実装した。2009年3月19日発売。本作ではガーデニングに挑戦する。ちゃお2009年5月号のお便りコーナー「ちゃおちゃおアーケード」で取り上げられ、本作品のCMキャラクターである南海キャンディーズが出演した。2011年7月14日発売。これまでのママシリーズは、女の子の好む料理と園芸と手芸がテーマであったが、本作は男の子を意識しており家族でアウトドアライフに挑戦する。ママのほかに、パパと男の子のリンゴ、女の子のイチゴが登場して「ぼうけん」をテーマにしたミニゲームをこなす内容となっている。2010年12月2日発売。今回は手芸に挑戦する。前作まではタイトー発売だったが本作以降はオフィスクリエイト発売となっている。2010年12月2日発売。今回はベビーシッターに挑戦する。付属のあかちゃん人形にリモコンを装着して子守りを体感するようになっている。2013年9月26日発売。ニンテンドー3DSでの展開となるガーデニングママ。パッケージ版とダウンロード版が同時発売になったのは、ママシリーズでは本作が初めてである。前作では「おにわ」の手入れだけだったシステムが、クッキングママ4からの「おてつだい」と、森のどうぶつたちの「おみせ」に出荷するノルマをこなす経営要素が追加されて大幅にボリュームアップ。いつのまに通信による種の配信にも対応している。2014年11月6日発売。今回はパティシエールとなってスイーツの制作と販売に挑戦する。ゲームシステム自体にはシリーズ作を踏襲した「おりょうりアクション」が搭載されているもののナンバリングはされておらず作った料理を販売する経営要素が追加されている。東京ゲームショー2014ではファミリーコーナーにて16台ものプレイアブル機を展示して多くの親子連れで賑わい、小学校低学年から未就学児童の市場における存在感をアピールした。料理の終了後、プレイヤーが完成した料理を日記として記録が可能になっている。デザインを変更ができるなど、プレイヤーの好みでアレンジ可能。北米開発元のマジェスコが2011年4月7日にFacebookにて公開した。ニンテンドー3DSのMiiスタジオで読み込むとママのMiiが追加される。2014年11月5日、クッキングママの「なかよしスタンプ」をLINE STORE クリエイターズスタンプにて販売を開始した。価格は40種で100円。 2014年6月にTwitterに公式アカウントが開設され、ママの日常などの情報を発信するようになった。それと同時に連動企画としてママが作った「実際に作れるレシピ」の公開を開始。これはゲーム中では実際の調理手順、調理方法を出来るだけ再現したものになっているが、ゲームシステムの制約上、厳密な時間や分量を知る事が出来なかった点を補う内容となっている。小学館『ちゃお』で2011年9月号より連載中。作画は森江真子。マンガの中ではゲームではシステムの制約上実現できない厳密な時間や分量で実際に作れるレシピを掲載しており、クッキングママ公式ページでも公開されている。動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)は、ゲーム内で動物の肉を使ったレシピが含まれているとして抗議し、ゲームユーザーのベジタリアニズムを促進させるという名目で、クッキングママと非常によく似たフラッシュゲーム(Cooking Mama: Mama Kills Animals)を製作した。明らかな権利侵害に対して、クッキングママシリーズを北米で販売しているマジェスコの対応が注目されたが、「私はラタトゥイユ(野菜煮込み料理)にネズミを入れたりしないし(アニメ映画の「レミーのおいしいレストラン」ネタ)、みんなが食事をお腹いっぱい楽しんでくれることだけを願って、幅広いレシピを作っています」というコメントと共に「Cooking Mama: World Kitchen(邦題:クッキングママ2 たいへん!!ママはおおいそがし!)」では、ベジタリアン向けメニューが大幅に増えているという最新作のアピールに繋げ法的措置を取らないことを発表したため、PETA側もこれを支持する形で決着した。
出典:wikipedia
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