犬夜叉(いぬやしゃ)は、高橋留美子原作の漫画作品『犬夜叉』に登場する架空の人物。本作の主人公。TVアニメ版での声優は山口勝平、初代サンデーCM劇場での声優は関俊彦。人間換算にすると、およそ16歳。人間の母と大妖怪の父の間に生まれた半妖で、犬の大将の次男。一人称は「俺」。口調はきつく暴れん坊な反面、根は優しい。半妖の証として犬耳と銀髪が特徴的。耳の感触は、生の餃子の皮5枚分。犬らしい仕草もするが、犬扱いされると怒る。鼻がよく利き、地面の臭いを嗅いで物を探す事が得意。臭いの強いものは苦手。鼻は普段は湿っており、風邪をひくと乾く。右目には黒真珠が隠されており、父の墓がある場所へつながっていた。楓によって言霊の念珠を首に掛けられており、かごめの「魂鎮めの言霊」おすわりで地面に叩きつけられる。かごめの事は最初は邪険にしていたのだが、彼女の優しさや明るさ、そして逞しさに次第に惹かれていく。そのため、かごめが関わると速い。旅の途中で半妖と出会うと、何かしら気にするような態度を見せる(それは、奈落も例外では無く、人の心を持ちながら妖怪の生き方を選んだ奈落に対して激しい怒りを見せている)。かごめと同様に骨喰いの井戸を通り抜けることができ戦国時代と現代を自由に行き来できる。非常に好奇心旺盛で、かごめの荷物である数学の教科書に興味を示したり、一人のときにかごめの自転車に乗る練習をしていたり、いつの間にか懐中電灯を使いこなしたりしている。幼少期は貴族(没落系)である母と共に屋敷で過ごし、半妖という存在から疎まれ除け者にされていた。殺生丸曰く、父方の家系からも半妖ということで晒し者扱いをされていた模様。母の死後は孤独な日々が続いており、幼少時は大妖怪の子であっても、妖怪に敵わず逃げ惑う日々を送っていた。このような境遇から次第に荒れ始め、強くなるべく妖怪たちとの戦いに明け暮れる。それでも人質を取ったりするなどの汚いやり方は好まなかった様で、正面から敵を倒すという武人的な考え方を持っていた。やがて、四魂の玉を狙う中で出会った桔梗と恋仲になり、四魂の玉を使って人間になり、共に生きることを約束するも、奈落の策略により2人の仲は引き裂かれ、桔梗の封印の矢によって御神木に磔にされ封印された。封印から50年後、500年後の世界からやってきた桔梗の生まれ変わりによって封印を解かれる。当初は桔梗に似ていた彼女を嫌っていたが、行動を共にするうちに次第に心を開いていき、やがて恋心を抱く。桔梗が蘇ってからは彼女とかごめの2人の女の間で揺れ動く、いわばどっちつかずの状態であり、そのたびにかごめを傷付けていた。当初、かごめから話を聞いた現代の友人ら(由加、絵里、あゆみ)からは「二股かけてて、焼きもち焼きで、暴力をふるう最低な男(二股暴力男)」と言われていたが、後に付き合いを認めた発言をしている。桔梗への想いを吹っ切った後、かごめと相思相愛に。奈落や四魂の玉との戦いが終わり、かごめを現代へ送った後、骨喰いの井戸が繋がらなくなってからは弥勒のお祓いの手伝いをしながら楓の村に住んでおり、それから約3年後、再び繋がる様になった骨喰いの井戸からやってきたかごめと再会する。犬夜叉は父から受け継いだ妖怪の血が非常に強力な為、危機に晒される(もしくは強い邪気を浴びる)と妖怪の血が体を支配し妖怪へと変化する。その姿は、頬に爪痕のような紫の痣が現れ、目は赤く染まり、より鋭利に尖った爪をもつ、恐ろしげな姿になる。特に妖気は凄まじく、殺生丸さえ初めて犬夜叉の変化を目の当たりにした際、怖れを感じたと告白している。変化すると大幅に戦闘能力が上がる一方で、理性を失い自分以外の生命をおよそ無差別に破壊し始める。恐怖感や痛みを全く感じなくなり、敵(他者)を切り裂く喜びが主な感情となる。その身が滅ぶまで暴走は止まらない。何度も変化を繰り返すと妖怪の血に心を喰われ、最終的に心を失うとされている。また、本人は変化している間の出来事を覚えていない。窮地に陥ってもこの変化を防ぐ手段は鉄砕牙を持つことだけで、変化中でも鉄砕牙を持つことで変化を戻すあるいは理性を取り戻すことができる(かごめの「おすわり」によって鎮められることもある)。半妖である彼は、月に一度(朔の日の夜)には妖力が失われ人間になる。爪と牙は人のものになり、銀色の髪や金色の瞳も黒く染まり、鼻が利かず、鉄砕牙の変化も出来なくなり、さらには火鼠の衣も妖力を失いただの衣になる。朔の日は、昼は妖気のない半妖であり、日没とともに人間になり、日の出とともに妖力が甦り半妖へ戻る。半妖にとってその日を知られることは命取りとなる為、絶対に他人に教える事は無い。犬夜叉もずっとひた隠してきたが、彼の仲間たちは旅の中で知る。殺生丸は以前から知っていたようだが、後に鋼牙一行や、神楽、魍魎丸にまで知られる。当初は四魂の玉を使い完全な妖怪になる事を望んでいたが、成り行きで妖怪化して野盗を手に掛けてしまい、(結果的にではあるが)守った村人たちからも化け物扱いされた経緯から四魂の玉を使って妖怪になっても同じようになってしまうと悟ったのかそれ以降、その望みを捨てている。また、かごめのいる現代で日暮神社の外へ行く場合は、日暮家の人間から犬耳を隠すために帽子などを被っている。普段纏っている赤い衣と袴は、火鼠の毛を織ったもので、火や毒を防ぐ強力な鎧となる。また犬夜叉自身が頑健な肉体のため普通の人間なら首が吹っ飛ぶほどの圧力にも耐える。更に生命力も相当なもので腹に穴が空いても何とか戦える。腹の穴程度の傷は3日もあれば治り、馬力においても並みの妖怪を遥かに凌いでいる。父が遺した妖刀鉄砕牙(てっさいが)を主な武器とするほか、犬型の半妖ならではの武器である爪を用いた技を使う。妖怪化した場合、全ての能力において飛躍的に強くなり、変化前に受けた重傷も瞬時に治癒する。 当初の使用技は主に爪を使う散魂鉄爪と飛刃血爪のみだったが、鉄砕牙を手にしてからは多くの技を習得していく。
出典:wikipedia
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