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瞬きもせず (漫画)

『瞬きもせず』(まばたきもせず)は、紡木たくによる日本の漫画作品。『別冊マーガレット』(集英社)にて連載された。1987年9月号から同年11月号までに第1章(3話)が掲載され、のちに1988年6月号から1990年4月号まで第2章(23話)が連載された。山口県を舞台とし、主人公の小浜かよ子とサッカー部の紺野芳弘との恋愛を中心に、家族の問題、友人の問題、進路の問題など、多感な時期を田舎のゆったりとした時間の中で過ごす高校生の日常を描いている。せりふは全編山口弁で書かれており、。作者は神奈川県出身だが、この作品を描くために実際に山口に住んでいた。漫画原作者で批評家の大塚英志は、この作品の結末について「前作の『ホットロード』の結末で思春期の主人公に「無限に広がる未来」を掲示したのに対し、『瞬きもせず』では、その「無限に広がる未来」の終末を潤いも含みもなくストレートに表現した」「選ばれし存在の主人公が外界へと旅立っていく展開は作品制作の上で容易いことだが、凡庸の中に帰着させる展開は難しい。紡木はそのことを可能とした例外的な作家」と評している。山口県に住む高校1年生の小浜かよ子は同じクラスでサッカー部の紺野芳弘に告白され交際を始める。好意を寄せ合いながらも素直に気持ちを現すことができず、すれ違う2人だったが、友人の藤井美つ子や水谷輝哉の協力もあって徐々に信頼を深めていく。高校2年生になり、かよ子の兄・次男の家出、友人の輝哉と女子大生の交際、修学旅行などで慌しくなる。サッカーに情熱を傾けていた紺野は、やがて東京への憧れを抱くようになり、高校3年生になると卒業後の進路としてサッカー部のある神奈川県の工場への就職を、かよ子は地元での進学を希望していたが紺野と行動を共にすることを望み、家族の反対に逢いながらも東京の短大へ進学することを決める。卒業後、かよ子と紺野は東京へと向かい、高校を中退して一足先に東京で生活を始めていた輝哉と再会する。しかし、かよ子は母が倒れたとの知らせを聞くと望郷の思いを募らせ、短大を辞めて山口へ帰郷する。一方、紺野は就職先のサッカー部から更に上のレベルのチームへ昇格できた者は誰一人いないとの現実や、社会人としての生活に追われるうちに、サッカー選手としての夢を諦めていた。それぞれの道を歩き始める2人だが、やがてお互いの大切さを再認識し、紺野が退職して山口へと帰郷したことで交際を再開させるのだった。作品内では山口県内の繊細な田舎の風景が登場するが、先述のように作者の紡木が実際に現地に移住し実在の都市の景観や自然風景を写実的に描いたものである。ただし、施設名について言及されることは少なく確認できるものは山陽本線岩国駅、岩国城、山陽本線小郡駅などである。このうちの岩国市の施設に関しては、かよ子と紺野のデートスポットとして描かれているものの両者が岩国に在住しているとは明示されていない。かよ子らが修学旅行から戻る際に新幹線の車内で「岡山の次は(中略)...小郡」というアナウンスを聞き帰郷したことを実感するシーンや、小浜家が小郡駅からさらに電車を乗り継いだ5つ先の駅の近辺にあることを示唆するシーンがあり、作品の主な舞台が小郡周辺に存在することが暗示されている。また、豊央高校の所在地については実在の地名ではなく「中央市」という架空の地名が用いられているが、小郡駅からさらに5つ先の駅の近辺にある主人公・かよ子の実家から自転車で40分かかる場所にあること、普通科と商業科が併設されていることが明示されている。すべて集英社から刊行。2013年12月時点では紙媒体はいずれも絶版。マーガレットコミックス全7巻と同構成の電子書籍がマーガレットコミックスDIGITALより刊行されている。

出典:wikipedia

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