安定公主（あんていこうしゅ、生没年不詳）は、中国の唐の高祖李淵の娘。はじめ千金公主（せんきんこうしゅ）に封じられた。のち武則天の養女となり、武姓を賜って周の安定公主に改封された。温挺に降嫁し、温挺の死後に鄭敬玄に降嫁している。武則天に怪僧・薛懐義を献上して歓心を買ったことで知られ、武周政権で唐の宗室の多くが難に遭う中、安定公主は巧みな保身術で安泰を保った。

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