サリナ・クルス (Salina Cruz) は、メキシコ合衆国オアハカ州の都市である。サリナ・クルスはメキシコの太平洋側の主要な港湾都市である。テワンテペク地峡の南側に位置する。面積は113.55 km²である。人口は2005年の人口調査によると76,219人であり、オアハカ州では4番目の人口を持つ。この地域には、元々はインディオの小規模な集落しか存在しなかった。19世紀の終わり頃、テワンテペク地峡を横断しメキシコ湾側と太平洋側を結ぶ国有テワンテペク鉄道が建設された。サリナ・クルスはテワンテペク鉄道の南側のターミナルとなったことで急成長を遂げた。鉄道輸送に対応するためにメキシコ政府によって新しい大規模な港が建設され、1907年に開港した。

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