ホーは、特撮テレビ番組『ウルトラマン80』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣。別名「硫酸怪獣」。名前の由来はその鳴き声による。『ウルトラマン80』第3話「泣くな初恋怪獣」に登場。桜ヶ丘中学1年の少年・中野真一が誕生させた怪獣。失恋した真一の悲しみと怒りによってマイナスエネルギーの霧が発生した翌日、恋人・みどりを奪った柴田の姿を見て真一の感情が高まり、心にマイナスエネルギーが宿る。その日の夜、再びマイナスエネルギーの霧が現われ、真一に刺激を与えてホーの誕生を誘発する。刺激を受けた就寝中の真一は苦しみと共に心に宿ったマイナスエネルギーを増大させ、苦痛のうなり声と共に抜け出た真一の姿をしたマイナスエネルギーは、霧を吸収して怪獣の姿に変化しながら巨大化かつ実体化し、ついにホーが誕生する。常に悲しげな声で泣き、硫酸の涙を撒き散らして何でも溶かす。口からはマイナスエネルギー波を吐き、尻尾からは毒ガスを噴く。真一の潜在意識を受け、彼を振ったみどりの元へ向かう。ホーを生み出してエネルギーを使い果たした真一は放心状態になっており、ホーを誕生させた時の記憶は残っていない。やがて真一は矢的の説得によって自我を取り戻すが、ホーは既に真一の心から離れており、真一が憎しみや嫉妬の感情を捨てても暴れ回る。サクシウム光線でも倒れないが、続けざまに放たれたバックルビームで消滅する。『ウルトラマンメビウス』第41話「思い出の先生」に登場。『ウルトラマン80』に登場したホーと同様、マイナスエネルギーから誕生した怪獣。GUYSのドキュメントUGMにデータが記録されている。統廃合によりなくなる桜ヶ岡中学校で行われた26年前の1年E組メンバーによる同窓会の最中に、同校の校舎から大量発生したマイナスエネルギーが誕生させる。口から七色に光る炎のような破壊光線を放ち、初代同様に目から硫酸の涙を流すなどの攻撃を行う。ミライがメビウスに変身し格闘戦を演じるが、ガンフェニックスの砲撃は体を透過し無効化される。メビウスを押し倒して馬乗りになり、駄々を捏ねるように涙を零しながら殴り続けるが、まもなく「勝手に学校を去ってしまい、生徒たちに合わせる顔がない」と同窓会に来ないつもりだったウルトラマン80こと矢的猛「先生」が現れると、メビウスを殴るのを止めて立ち上がり、まるで彼が現れるのを待ち望んでいたかのような様子を見せる。80が「マイナスエネルギーが生み出した怪獣ならば私が倒す」の言葉と共に、初代を倒すのに用いたバックルビームを放つと、抵抗することなくそれを受け止めて笑顔になって消滅する。映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活し、ベリアルが操る怪獣軍団の一体となる。怪獣墓場でウルトラ戦士やレイの使役する怪獣ゴモラやリトラと戦う。その後、足元のおぼつかなくなった初代ウルトラマンとメビウス、ダイナを襲うが、助けに来たウルトラマンゼロのエメリウムスラッシュを受け爆散する。また、百体怪獣ベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体としても姿が確認できる。『ウルトラゾーン』内の第2話「怪しいものじゃないです」と第12話「いつも隣にホーがいる」に登場。瀟洒(しょうしゃ)なマンションの一室に訪れる訪問業者として登場(声:角田晃広(東京03))。失恋の悲しみから生まれる透明な人間大の怪獣。自らを産み出した人間について歩くが、特に害をなすことはない。悲しみが深いほど明確な姿となる。失恋のショックでホーを生み出した青年ノボル(演:北条隆博)、恋人をルナチクスに殺されたショックでホーを生み出した女性タマエ(演:水沢奈子)だけが視認することができる。ノボルとタマエは互いにホーを視認できる人物に初めて出会い喜ぶが、2人の前に突如ルナチクスが出現。タマエはルナチクスの攻撃で爆炎に呑まれる。ノボルの悲しみで彼のホーは巨大化しルナチクスを攻撃。酸の涙でルナチクスを苦しめるも、ルナチクスの火炎放射の前に劣勢を強いられる。しかし辛うじて撃退には成功し、ルナチクスは再び地中に潜ってゆく。実はタマエは彼女のホーが身代わりとなり命を取り留めていた。しかしノボルのホーは強すぎた悲しみのため暴走し、ノボルとタマエを襲い始める。だが、死を覚悟した2人が気持ちを伝え合い、失恋の悲しみから解放されるとホーは消え去る。その後恋人関係となった2人の傍には、ホーが現れることはなくなる。『ウルトラマンオーブ』第7話「霧の中の明日」に登場。不幸な予知夢ばかりを見る少女ハルカの「運命は変えられない」という絶望のマイナスエネルギーが生み出した怪獣。硫酸の涙を流す他、目と口から硫酸成分をマイナスエネルギーで転化した硫酸光線を放つ。泣くことで相手の隙を誘う狡猾な戦法も用いる。ウルトラマンオーブの敗北という運命の予知夢に従ってオーブを圧倒し、ストビュームダイナマイトを受けてもすぐさま霧の中から復活し、背後からの一撃でオーブを倒すはずであった。しかし、「予知夢が誰かの運命に関係がある」というナオミの言葉と「過去は変えられなくても、未来は変えられる」というガイの激励に奮起したハルカによって運命が変わると、途端に力を失って沈黙。スペリオン光線を受けて消滅した。
出典:wikipedia
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