伊佐市(いさし)は、鹿児島県北部に位置する市。伊佐米の名で知られる県内でも屈指の米どころであり、また、金の産出で世界でも有数の高品位を誇る菱刈鉱山が所在する。鹿児島県北端の内陸部、鹿児島市から北へ約75kmの場所に位置する。北側は熊本県、東側は宮崎県と接し、川内川が市を縦断する。中心市街地は大口盆地の一部を成しており、標高は180m前後である。九州型の太平洋側気候であり、夏季の降水量が非常に多い。南九州であるものの、周りを険しい山に囲まれた内陸盆地となっているため、1月~2月は冬日になることが普通である。1月の平均気温は4.4℃で、これは盆地の京都市よりも寒い。2016年1月25日には大口アメダス(標高175m)において低地での九州の最低気温(気象官署・アメダス)となる-15.2度を記録した。旧自治体に合わせ「大口」「菱刈」を冠称する。「平成の大合併」の動きにあわせ、2000年代初頭に大口市と菱刈町では合併協議会を立ち上げ、新市名を「伊佐市」と決定したが、菱刈町で実施された住民投票において反対が賛成を上回ったため合併は実現せず、2005年(平成17年)5月に協議会も解散した。その後、両自治体では2006年(平成18年)8月28日に改めて伊佐地区合併協議会を立ち上げ、新市名を前代の協議会と同じく「伊佐市」とする新設合併で合意に至り、2007年(平成19年)12月26日には鹿児島県知事より廃置分合(合併)決定書の交付、2008年(平成20年)1月30日に総務大臣による告示を経て同年11月1日に合併した。高速道路の最寄りインターチェンジは九州自動車道人吉インターチェンジ・栗野インターチェンジ。かつては山野線および宮之城線が、旧大口市の代表駅である薩摩大口駅から鹿児島本線(現、肥薩おれんじ鉄道)の水俣駅・川内駅・肥薩線の栗野駅の各駅へ通じていたが、いずれも特定地方交通線に指定され、1987年(昭和62年)から1988年(昭和63年)にかけて相次いで廃止・バス転換された。
出典:wikipedia
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