きかんしゃトーマス・汽車のえほんのレギュラー機関車(きかんしゃトーマス・きしゃのえほんのレギュラーきかんしゃ)では、ウィルバート・オードリーと息子のクリストファー・オードリー(原作27巻から)が作り上げた 、イギリスの架空の島ソドー島を舞台に、そこの鉄道網で活躍する機関車や自動車などとそれに関わる人々を描いた絵本『汽車のえほん(きしゃのえほん、原題・"The railway series"』)と、その映像化作品『きかんしゃトーマス(原題・"Thomas the Tank Engine & Friends")』のうち、1号機トーマスから7号機トビーまでの、レギュラーとも言える蒸気機関車のキャラクターを扱う。小型タンク蒸気機関車。色は青。車体番号は1。性格は仕事熱心な働き者。気が強くイタズラ好きでやんちゃで生意気なお調子者の四拍子を備えているが少しおっちょこちょいな面があり、当初はそれが原因でトラブルを起こしてしまうこともあった。第3シーズンから主人公としては上記の性格に問題があるとの事で改善方向へ進むこととなった。シーズンを重ねるにつれて成長していく設定になったことで過去の失敗から「人の頼りになる、役に立つ機関車」を目指して更に仕事熱心で賢くなっていくなど真面目な性格に変わっていく。仲間を助けたりパーシーなどに言葉を教えるなど根は親切なところも見せ、以前と比べると落ち着きが出ている。魚が大嫌い。その理由としては給水塔が故障していた時、仕方がなく川から水を汲んだのだが、偶然タンク内に魚が入り込んでしまい故障しそうになってしまったことがきっかけ。更にその後、事故でボディに魚がかかってしまった事もある為、魚の匂いまで嫌いになった。除雪機を付けるのが大嫌いで、窮屈で古臭いとの理由で一度壊したこともある。その後も除雪機をつけて仕事に出る度に事故などが起きてしまうこともしばしば。タンク機関車であるトーマスは体が小さいことを大変気にしており、初期の頃からテンダー機関車のヘンリー、ゴードンにチビ呼ばわりされ、またクランキーやハンクにも「小さい」と言われ憤慨する場面がいくつかある。新しい路面機関車のフローラに初めて声をかけられたときは、赤面しながら返事をした。人形劇の頃はシリーズを重ねるごとに眉毛が太くなっていた。当初はナップフォード駅の客車・貨車の構内入れ換えや、重量列車の発車補助をしていたが、ある出来事をきっかけにファークアーまでの支線の運行を任された。間合い運用で夜行郵便列車などの、本線の小編成の運行に就くこともある。第9シーズンではトップハム・ハット卿から自分専用の緑の貨車をもらう。第2巻の挿絵を最初に描いたレジナルド・ペインはロンドン・ブライトン・アンド・サウスコースト鉄道の「クラスE2」をモデルにトーマスを描いた。再版時にレジナルド・ダルビーの絵に差し替えられたが、モデル機関車は継承され現在のテレビシリーズにそのまま引き継がれている。なお、ロンドン・ブライトン・アンド・サウスコースト鉄道には似たデザインのタンク機関車に「クラスA1X」があるが、この機関車がイギリス国内の保存鉄道で「機関車トーマス」として走っている。実際の「クラスE2」は1963年までに全て廃車・解体されており、保存車は1台も存在していないためである。中型テンダー蒸気機関車。色は青。車体番号は2。力は弱いが頑張り屋かつ真面目で親切、物知りである。意地悪な貨車たちですら彼の言うことなら必ず聞き、仲間からの信頼も厚い。おじいさん機関車(原作9巻「エドワードはもう年をとっていて〜」からも判明)として紹介されることもあるが、その話し方はまるで青年の様である。ソドー鉄道の機関車達の重鎮で、初期は本線で小列車ばかり引いていたが、いつの間にかウェルスワース駅(通称:エドワードの駅)構内の貨車の入れ替えや、ウェルスワースからブレンダム港へ分岐する支線で働く事になる。本線のウェルスワースからマロンにかけての急勾配(通称:ゴードンの丘)で補機を務めることもある。他の機関車と比べて性格が真面目で優しいが、罵られたりするとさすがに怒る。また、ハーヴィーやロッキーを傷つけたことがある。本編はそんな彼を馬鹿にしていた他の機関車が反省したり学んだりする話が多いため、彼自身が本当の主役になることは少ない。大きさはジェームスと同じ(第8シーズンで判明)だが、第1シーズン「エドワードのおてがら」の冒頭ではゴードンから「チビ」と呼ばれていた。第1シーズンから第6シーズンまでは一度も事故を起こした事はなかったが、第7シーズン「エドワードとブラスバンド」で初めて脱線事故を起こした。大型テンダー蒸気機関車。色は黄緑。車体番号は3。優しい性格で森や動物達が大好き。臆病で強がりな一面もある。車体が汚れるのを極端に嫌った時期があり、雨に濡れるのを嫌がって雨天時に列車を牽引したままトンネルから出るのを拒否し、問題を起こしたこともある。第8シーズンでは、めったに旅客列車を担当しなかったためか、貨物列車と同じように牽いてしまって、客から苦情がくるほど牽引の技術が鈍ってしまった。他にもダックに騙されて炭水車を6台も付けたりと変な話題には事欠かない。普段はナップフォード~ビッカースタウン間の本線で貨物列車牽引が多いが、旅客列車も担当する。臨時の魚介類専用急行貨物列車「フライング・キッパー」を牽引することもある。貨車を最大24両も牽引できるが、急行列車は、ゴードンに比べて、それほど強くない。原作では第1巻終盤で「雨も平気になるように」という理由で青+赤ラインに塗装されたが、ゴードンと区別が付き難いため、第5巻から元に戻された。改造前の姿はロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(LNER)の「クラスA1」がモデルだが、改造後の姿はロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道(LMS)の有名な「ブラック・ファイブ」こと「クラス5」がモデル。元々は火室が小さく、質の悪い石炭では力が出ない為、燃焼時の発熱量が多く特別高価なウェールズ炭を特別に支給される。その後フライング・キッパー号を牽引中に脱線事故を起こした際、英国本土のクルー工場で修理と同時にベルペヤ式火室に改造され、通常の石炭でも十分な出力を得られるようになった。第10シーズンでは通常の石炭だと真っ黒い煙が出やすいため、ヘンリー専用の特別な石炭を使用していて、長編第1作でもトーマスにソドー島の特別な石炭を持ってきてもらっている。全シーズンを通じて故障、修理の回数が多い。稀に顔がゴードンと同じになっているシーンがある。好きな木は森の外れにある「願いの叶う木」と、ロッホ城近くの森にある背の高い松の木。主に本線の急行列車を牽引する大型テンダー蒸気機関車。車体番号は4。色は青。プライドが高く、威張りん坊で自惚れが強いが、それが災いしてトラブルや事故を起こしてしまう事がある。仕事は真面目に行うが、貨車を引かされるとヘソを曲げるなど選り好みしてしまうこともある。ジェームスやヘンリーと組んで小さな機関車をからかうなど、短気で意地悪な一面も。汚い貨車を扱うのを嫌がるジェームスやサー・ハンデルに仮病を教えた事もある。一方で豪快かつ義理堅い面も持ち合わせており、同僚の機関車達へは勿論、客車や乗客への優しさを忘れず、いざという時には持ち前の怪力で窮地を救う。仲間達とはお互い見下し合うこともあるが、最終的に和解し、役に立つ機関車として尊敬し合っている。人形劇では一人称が「俺(様)」になっているが、原作では他の機関車同様「僕」と訳されている。実在する有名な機関車フライング・スコッツマンと兄弟であり、ロンドン・アンド・ノースイースタン鉄道(LNER)の「クラスA1」がモデル。ただしオードリー牧師独自のアレンジで実際のA1との相違点が多く、これらはソドー島入線に際してクルー工場で改造されたものらしい。なお顔のモデルは、当時の担当編集者エリック・マリオットと伝えられている。ヘンリーと同じく大型のテンダー機関車だが、ヘンリーよりも力が強い。客車を最大20両も牽引できる。貨車を扱ったり支線を走ることは大嫌いだが、貨車を扱わないわけではなく、「たまには貨車を引くのも押すのもいいもんだ」と発言したこともある。また、第6シーズン辺りからエドワードの支線には頻繁に入線している。第1シーズンでは、泥炭地(沼地)にはまってしまったこともあった。第5シーズンではブレーキが効かなくなり暴走、オープンしたばかりのカーク・ローナン駅の壁に激突しハット卿と付き人が負傷する事故を起こした。この時に開いた壁の穴を利用し「ゴードンの窓」が作られた。第10シーズンではスピード新記録達成のため島中を回ったが、ある仲間を助けるために記録作りを諦めたことがある。その後二度目のスピード記録を達成し、トップハム・ハット卿から記念として自分専用の客車をもらった。第9シーズン以降、客車も貨車も好きになり、牽引できる。中型テンダー蒸気機関車。車体番号は5。色は赤。少し怒りっぽいが、お調子者でもあり、思い込みが激しい。綺麗好きで、仲間にボディを見せびらかす程の超自惚れ屋のナルシストである。貨車・客車両方を牽引するが、汚い貨車を引っ張るのは嫌がる事が多い。ゴードン同様、時にはトーマスなどの小さい機関車をからかうこともしばしば。だが本当は凄く素直で役に立つ時もある。原作では名前は「ジェームズ」だが、人形劇では「ジェームス」と発音が異なる。原作新装版では「ジェームス」となっている。原作では2巻に黒色で初登場し、元々は木製のブレーキに動輪が2軸という古い形の機関車だったが、猛スピードで走る貨車たちに押されて脱線事故を起こす。トーマスがクレーン車を使って助け、この後ヘンリーと同じクルー工場で、鉄製のブレーキと制輪子、赤+黒・金ラインをもらった。赤い車体色は彼の一番の自慢になっている。塗装をぬりなおされる度に自慢する。ただし、塗装に関しては汚されるなど、不遇な立場になることも多い。ハチに鼻を刺されたことがある。初期のシリーズでは、昔の事故のことを事故当時にはまだソドー鉄道におらず知らないはずの仲間にからかわれることが多かった。第1シーズンでゴードン、ヘンリーと共に謹慎処分を受けたことがあり、単独の謹慎も経験している。第9シーズンでトップハム・ハット卿から自分専用の青い貨車をもらう。エドワードと同じくらいの大きさだが、大きな機関車の一台として扱われている。しかし「いだいなエドワード」の冒頭のナレーションで、エドワードとジェームスの大きさが同じであることが発覚する。アンチディーゼル主義者であり、ラスティーやボコのことも嫌っているが、ソルティーとフィリップとは仲がいい。小型タンク蒸気機関車。色は黄緑。車体番号は6。トーマスの親友。頑張り屋だが、イタズラ好きでやんちゃで少しおっちょこちょいお調子者の三拍子を備えている。怖がりで幽霊などがもの凄く苦手らしい。ソドー島に来てだいぶ経っているにもかかわらず、知らない言葉が多く「○○ってどんな意味?」と仲間に聞いたり、聞き間違えをする。トーマスが支線に転じたことで、ナップフォード駅の入れ換えをゴードンたちがしなくてはならなくなったことによるストライキが発生した際、ハット卿が機関車工場から購入しソドー島へやってきた。名前はハット卿が命名。当初ナップフォード駅の客・貨車の構内入れ替えを主な任務としていたが、取扱量の急増で小出力のパーシーは任を解かれる。以後、児童専用列車・夜行郵便列車・ミルク集荷列車の牽引など小編成の運行を中心に、貨車の入換え応援もこなしている。他の機関車に比べて貨車にいたずらされることが多く、事故や脱線も半端ではない。ボディーが汚れることを他の機関車にからかわれたり、バカにされることも多い。当初のパーシーは実在しない出鱈目なデザインをダルビーに施され、オードリー牧師の悩みの種となっていた。ダルビーはグレート・ウェスタン鉄道(GWR)の「クラス1340」をモデルにパーシーをデザインしたが、実車と異なりサドルタンクがボイラー部の下部に回り込んでボイラー部全体を包み込んでおり、オードリー牧師がダルビーに見切りを付ける原因となった。この形状の機関車は、模型としての制作はできるが、実車として走らせた場合、ボイラー部の熱が放出されないため走行中に爆発する危険性が高く、ボイラー部のメンテナンスがしにくい、といった致命的な欠陥がある。その後、ガンバ&ピーター・エドワーズに担当の挿絵画家が交代してから、ようやく「エーヴォンサイド・クラスSS」をモデルにしたデザインに描き直された。これはイギリスの鉄道車両メーカーが4大私鉄向けに作った統一規格機関車の一種である。年を召した箱型の小型路面機関車で、顔は四角。車体前面に牛よけ(排障器)、側面に脇板が付いている。木造のため、色は茶色。車体番号は7。モデルはロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(LNER)の「クラスJ70」。車体には鐘が付いており、汽笛の代わりにこれを鳴らすのが他の機関車との相違点。性格は明るく真面目で誰にでも優しいが、怒らせると怖い。トーマスやパーシーの更に下の出力しかない最小出力機関車だが、路面区間を走行できる装備を持っている。ハット卿の鉄道にやって来る以前の路線が廃止された翌日、客車のヘンリエッタ共々ハット卿に引き取られ、路面区間がある路線での貨物列車の牽引や工員輸送の運用に就いた。以降はメービスらと共にファーカーの先の採石場で働いているが、観光客用の貸切列車などいろいろな小編成の牽引もおこなう。普段はヘンリエッタを使っているが、トーマスが他の任務で不在の場合は、彼がアニーとクララベルを牽引したこともある。第8シーズンではエドワードが他の任務で不在の時に、ウェルスワース駅構内の貨車入換えを務めた。また第10シーズンでは急行客車を牽いた。原作では名前が「トービー」になっていたが、人形劇では「トビー」と呼ばれている。「トビーのうた」という彼を題材とした楽曲があり、テレビシリーズでは彼専用のBGMとしても使われている。
出典:wikipedia
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