ドブリチ州(-しゅう、ブルガリア語、ラテン文字転写Oblast Dobrich、トルコ語:、ルーマニア語:Regiunea Dobrici)はブルガリア北東部、南ドブロジャ地方に位置するブルガリアの州。州都はドブリチ。ドブリチ州には8つの基礎自治体がある。ドナウ川河口のドナウ・デルタに程近いが、ドナウ川には面していない。北はルーマニア領のコンスタンツァ県であり、西にシリストラ州、南はシュメン州およびヴァルナ州に接し、東は黒海である。全体的に標高は低く、黒海岸には平原が広がっている。第一次ブルガリア帝国発祥の地。ドブリチには同国を建国した皇帝、アスパルフ・ハーンの像がたっている。1913年、第二次バルカン戦争によってルーマニアに編入されたが、1940年のクラヨヴァ協定によってブルガリア領に復した。ルーマニア統治時代に同国のマリア王妃によって立てられた夏の離宮、バルチク宮殿が残されている。ルーマニア統治時代、この地方はカリアクラ県()と呼ばれた。2001年現在、ドブリチ州には215,217 人が居住しており、そのうち76.3% はブルガリア人、13.1%はトルコ人、8.7%はロマであるとしている。トルコ語を母語とする者は人口の15.4%にのぼる。トルコ人のうちの少数はガガウズ人であると見られる。ドブリチ州は他の黒海沿岸部同様、ビーチ・リゾートの地として観光産業が盛んである。バルチク市のアルベナ(、)には長く美しい砂浜があり、多くのリゾート施設が立ち並んでいる。バルチクには3つのゴルフ場なども整備されている。
出典:wikipedia
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