MacBook Air(マックブック エアー)は、アップルが開発・販売するエントリーモデルのノートパソコンである。MBAと略記されることもある。2008年1月15日にサンフランシスコで開催されたMacworld Conference & Expo 2008(以下、Macworld 2008)で発表された。薄く軽量で、一枚のアルミニウム板から出来た筐体となっている。外部接続端子類には電源を供給するMagSafe・MagSafe2ポート、USBポート、Thunderbolt(Mid 2011のモデル以降に搭載)ポート、そしてLate 2010からは13インチモデルのみSDXCカードスロットが搭載と外観はシンプルな構成となっている。なおディスプレイが発光時にディスプレイ背面にあるアップルのロゴも光るようになっている。Intel製のモバイル向け低消費電力CPUが採用され、冷却にシロッコファンが1つ内蔵しており、ヒンジの隙間から吸気・排熱を行っている。標準的な液晶ディスプレイ、フルサイズキーボードを搭載し、その下部にはスピーカーを内蔵している。マウスの役目をするトラックパッドにはマルチタッチを採用し、無線類にはWi-Fi(AirMac Extreme)、Bluetoothを採用している。光学ドライブを搭載しないためCDやDVDを直接扱うことは出来ない。補うにはMac対応の外付け光学ドライブかApple USB SuperDriveを用意する。あるいはOS Xの機能にあるリモートディスクでほかのパソコン(MacやMicrosoft Windows)からWi-Fiで経由して利用するか、CDやDVDをISOイメージファイル化し、それをマウントして利用する方法がある。自身でメモリ等の交換はできないがBTOが可能となっている。アップルオンラインストアで購入時にハードウェア構成の選択が出来る。オリジナルモデルでは内蔵ストレージにハードディスクドライブを採用していたが、オプションではSSD(フラッシュストレージ)を選ぶこともできる。Intel Core 2 Duoプロセッサを搭載したMacBook Air。Early 2008からMid 2009まではMagSafe 電源ポート以外のポートはI/Oドアに収納されていた。Late 2010からはデザインが少し変わる。I/Oドアが無くなりUSBポートが2箇所に増え、SDカードスロットは13インチモデルのみ搭載している。補助記憶装置はフラッシュストレージが標準となる。また11インチモデルも加わるが13インチモデル共にキーボードバックライトの搭載が無かった唯一のモデルである。Intel Coreプロセッサを搭載したMacBook Air。Mid 2012モデルからカメラがFaceTimeとなりHDサイズで映像が取り込めるようになった。Mid 2013/Early 2014モデルに搭載されたHaswell世代のIntel CoreプロセッサとLPDDRによりバッテリーの持ち時間が最大12時間、従来の機種よりも5時間長くなっている。またIEEE 802.11acに対応したことも特徴である。Early 2015モデルではThunderboltポートがThunderbolt 2に変更され、転送速度が従来の2倍(約20Gbps)となり、4Kディスプレイに正式対応した。Apple USB SuperDriveは光学ドライブを搭載しないMacBook Airと一部を除くMacで使用できる外付け光学ドライブ。2008年から2011年までMacBook Air SuperDriveと称されていた。Apple USB SuperDriveとなってからは光学ドライブを搭載しないMacの外付け光学ドライブとなる。Apple USB SuperDriveはスロットローディング方式を採用。円形かつ12センチのコンパクトディスク/DVDのみドライブに挿入できる。ボタン類は1つもなく、ディスク排出はOS側で制御を行う。USB2.0のバスパワー駆動で作動するが、電力供給が特殊仕様のため、MacBook Air SuperDriveならびにApple USB SuperDriveは全てのMacBook Airと一部のMacのみ互換性がある。またMacBook Air筐体のUSBポートに直接接続する必要がある。2014年現在のモデルではBlu-ray Disc規格に対応していない為、一般に売られているMac対応の外付け光学ドライブで補う事が出来る。前節のとおり、ワイヤレスでの利用を前提に拡張性を大きく切り捨てた設計は、それまでの他社モバイルノートとの大きな違いであった。類似するコンセプトとして、2011年にインテルがUltrabookを提唱しているが、MacBook Airはその先駆けと評される(コンセプトの方向性は別とする意見もある)。Ultrabookにカテゴライズされるノートパソコンの一部は、MacBook Airを意識したデザインやスペックが「真似」「クローン」と揶揄されるなど、薄型軽量ノートパソコンに影響を与えた。Macworld 2008でのMacBook Air発表時に、ジョブズは米国で最薄ノートパソコンであったVAIOノート第二世代の「TZシリーズ(日本ではVAIO type Tシリーズ)」と比較したプレゼンテーションを行い、その薄さをアピールした。これより4年前の2004年3月に、アップル入社試験の面接を受けていた前刀禎明が、ジョブズに対して第一世代VAIOノートの「VAIO NOTE 505 EXTREME(PCG-X505/SP)」を取り出し、「日本でMacを売るためにはこのような製品が必要だ」と述べたが、当時のアップルはデスクトップ機と引けを取らないフル機能のiBookとPowerBook G4を販売しており、ジョブズは「拡張性のないノートパソコンはダメ」と否定している。MacBook Airの比較対象にVAIOノートが選ばれたことには、このエピソードの影響を推測する声もある。プレミアム性の高いスタイリッシュなパソコンを目指していたVAIOシリーズのコンセプトを、アップルは上手くキャッチアップした評価されており、前述のVAIO NOTE 505 EXTREME(さらには、最初期のVAIOノート「VAIO NOTE 505」)がMacBook Airに影響を与えたことが指摘される。次の有害物質は下記の部品から排除されている。その他鉛、ポリ塩化ビニル、ポリ臭化ジフェニルエーテルが排除されている。またではEarly 2008モデル以外、最高の金ランクを獲得している。
出典:wikipedia
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