テレサは、椎名高志の漫画作品に登場する架空の人造人間。錬金術師である「ヨーロッパの魔王」ドクター・カオスが、厄珍堂店主厄珍とともに製造した、人造人間第二号。世界で3番目の人工霊魂の成功例。カオスが13世紀に製造した人造人間マリアの「妹」。現在ではドクター・カオスは年老いて物忘れが激しくなっているため、マリアの製法は他の多くの技術とともに失われた。と思われていたが、あるときカオスにトイレットペーパーの代用とされそうになった蔵書の中から、彼女の設計図が発見された。これを元に、カオスと、以前からマリアの量産に興味を示していた厄珍とともに制作された。テレサ製造のために莫大な費用がかかっているが、カオスたちはその費用をマリアを担保にすることで美神令子から借りることができた。マリアの製造に使用された魔法科学には不確定要素が多いことから、テレサの製造においては再現性の高い現代の科学技術や最新オカルト技術が利用されており、マリアとは多少製法が異なる。現代の技術を応用したため、強度こそ劣るものの、そのボディの総合的な能力は、全盛期のカオスが作ったマリア以上のものとなっている。カオスたちは、テレサの人工霊魂を作り出すことには成功したが、その性格は人間に対して友好的なマリアとは似ても似つかない凶暴なものであり、失敗であったとされている(失敗の原因は不明)。彼女にはアイザック・アシモフのロボット三原則が組み込まれておらず、創り主であるカオスと厄珍に逆らい、これを捕縛した。そして全人類を支配することを企み、そのために邪魔な存在である姉のマリアの破壊を企む。カオスと厄珍の2人に横島忠夫を加えた3人を人質とし、3人の解放を条件にマリアに自殺するよう要求する。しかし美神とおキヌというイレギュラーにより人質は解放されてしまう。その後マリアとの戦闘の末に、岸壁から海へ落下する。そしてテレサを助けようとしたマリアの腕とともに東京湾へと沈んでいった。マリアと同じく防水加工が施されていないテレサは、海中で壊れてしまったはずであるが、その残骸は発見されることはなかった。その後、魔族アシュタロスの部下として、コスモプロセッサーにより復活、マリアの前に立ちはだかった(人造人間であるにもかかわらず、妖怪と同じ扱いで復活したことを指摘され、ショックを受けていた)。しかし、姉譲りの天然ボケでアシュタロスの計画を邪魔してしまい、激怒したアシュタロスによって破壊される。残った頭部もアシュタロスの部下である埴輪のようなキャラクターによって爆破された。なお、コスモプロセッサーの設定から、東京湾に沈んだものとは別の存在である可能性が高い(アシュタロスが東京湾に沈んだものをわざわざ回収し修理したと考えにくく、また、修理したとしても何故強化をしなかったかも疑問が持たれるため、コスモプロセッサーの中の小宇宙のテレサと現実世界の機械部品を交換した可能性が高い)。どちらも、ミソッカスとの共演作。『家電少女MISOCCUS』では、やくちん電機のアンドロイドとして、客に売り込みを行っている。『看板娘行進曲』では、ミソッカスに対抗するため、姉のマリアに見事な階段落ちを習得させている。
出典:wikipedia
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