『漫画ホットミルク』(まんがホットミルク)は、白夜書房および白夜書房の成人向け書籍全般を扱う部門が独立した系列会社コアマガジンより、1986年から2000年まで出版していたロリコン系漫画雑誌である。『漫画ブリッコ』の後継誌で、ブリッコの編集者だった大塚英志の終了宣言により廃刊した同誌の内容をそのまま引き継いだものである。創刊当時は前身『漫画ブリッコ』の主旨をおおよそにして引き継いでいたが、若干の変更点も見られた。雑誌の体裁はそのままA5サイズながら平綴じ誌から中綴じ誌になり、また、巻中や巻末にはショートギャグ漫画を掲載するようになった。ただし、雑誌全体としてはロリコン系成人向け漫画作品が中心であり、女流作家による非少女漫画作品はブリッコ時代に比べると減少した。逆に、読者コーナーを活発に展開させ、そこから誕生した常連投稿者たちを同誌で漫画家デビューさせるという手法をブリッコから継承しつつも、ホットミルクはそれをさらに拡大させていった。刊行末期でB5サイズの平綴じ誌へとリニューアル、永山薫や伊藤剛による成人向け漫画レビュー雑誌「コミックジャンキーズ」が居候する状態であったが、間もなくしてホットミルクは休刊した。その後、『コミックメガキューブ』と題して再出発。誌名は大幅に変わったものの、ホットミルク時代末期の作家陣をほぼそのまま起用していた。さらにその後、『コミックメガプラス』、『コミック0EX』、『コミックメガミルク』と改題を重ねた末に、2012年7月発売の『コミックメガミルク Vol.26』をもって再度休刊した。なお、同じく現在刊行中の『コミックホットミルク』は、ホットミルクの名を冠してはいるものの『コミックメガストア』系列の編集部が立ち上げた雑誌であり、直接の繋がりはない。同誌の読者コーナー『ホットミルクメッセージ』は、同誌の初代編集長である斎藤礼子(0子名義)が長らく担当した。愛読者からの投稿メッセージとはがきイラストで埋め尽くされた同コーナーは、最大では10ページにも及んだ。また、前号で提示したお題に沿ったイラストを募集する「お題イラスト」の募集など新たな試みも行われた。その後、0子は同誌編集長を引退する際に、同コーナーを漫画家の結城らんなに一任した。プロレスやパンク・ロックバンドなどに深い造詣を持つらんなは、先代の0子に負けず劣らずの濃い話題で以て愛読者たちと筆談を交わしていた。また、雑誌外では愛読者同士が『愛宴』なる集会を催し、互いに交流を深め合っていた。規模の大きい回の愛宴では、同誌の編集者や漫画家が参加することもあった。この雑誌でデビューした作家および活動初期に執筆した経歴のある作家を挙げる。
出典:wikipedia
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