『マダムと女房』(まだむとにょうぼう)は、1931年(昭和6年)公開の日本映画である。五所平之助監督。松竹蒲田撮影所製作。日本初の本格的なトーキー映画でもある。もとの題名は『隣りの雑音』。1927年にアメリカで世界初のトーキーといわれる『ジャズ・シンガー』が公開されると、日本でも各映画会社は研究を開始した。松竹蒲田撮影所長の城戸四郎はトーキーの導入に熱心だった。1931年に土橋武夫・土橋晴夫兄弟が国産の「土橋式」トーキーの開発に成功し、これを受けて城戸は本作を製作。日本初のトーキー映画となった。全編同時録音で撮影され、カットの変わり目で音が途切れぬよう、3台のカメラを同時に回して撮影された。初のトーキー映画を意識しているらしく、全編にわたってラジオの声や、猫の鳴き声、目覚まし時計の鳴る音など日常生活の音がたくさん取り入れられている。1931年度のキネマ旬報ベストテンで第1位にランクインされた。2013年2月11日にNHK BSプレミアムで山田洋次監督が選んだ日本の名作100本の1本として放送された。劇作家の芝野新作は、脚本を書くために静かな場所を探すうちに画家と言い争いになる。そうしながらそばの道でお風呂から出てきたのお客さんのマダムにぶつかってしまう。そうしてそのマダムは言い争いをとめに入る。後に芝野夫婦は田園調布に引っ越してくるが、新作は雑音に妨げられて仕事に集中できない。さらに、隣家のジャズの演奏がうるさくて隣家に怒鳴り込む。しかし、先日言い争いを止めにきたマダムに魅せられてしまい、彼もジャズにのりのりになって、最後に演奏された曲『ブロードウェイ・メロディ』を口ずさみながら帰って来る始末。帰宅後、女房が怒っている様子に気づかないまま脚本を書き始める。女房は新作に近づいて、隣家のマダムのことについて質問した。女房はマダムに嫉妬していた。自分の部屋に行ってミシンを弄りながら新作にドレスを買ってもらおうとする。
出典:wikipedia
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