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アーノルド・パーマー (ブランド)

アーノルド・パーマーは、株式会社レナウンによる日本独自のブランドである。つまり、海外デザイナーブランドや海外ライセンスブランドではない。赤、黄、白、緑の4色の傘のロゴマークが特徴。このブランドが開発された1970年代当時の日本は、戦後最大の空前のゴルフブームを迎えていた。日本中のあちこちでゴルフ場が建設されていて、まさに日本中が建設ラッシュ状態。そんな時代背景をベースに、レナウンの商品開発室の1人のマーチャンダイザーによって開発されたブランドである。アーノルドパーマーを開発したのは、当時の商品企画室マーチャンダイザーの出来宏昭である。ブランド名は、デザイナーの名前ではなくプロゴルファーのアーノルド・パーマーから付けられた。プロゴルファーの名前をブランド名にして、ゴルファー本人をCMに起用することで、イメージをブランドに重ねた。ゴルフ傘をモチーフにした独自のブランドマークも考案することで、図形商標も取得して、国内ライセンスビジネスも展開した。アーノルドパーマーは、日本初のトータルファミリーブランドでもある。老若男女を対象に商品展開したブランドは、アーノルドパーマーが初めてだった。ラルフ・ローレンやGAPなど今では珍しくないが、それまでの日本には皆無(男性、女性、大人、子供、でブランドは異なっているのが当然だった)。アーノルドパーマーは、デザイナーではなく、1人のマーチャンダイザーによって開発されたブランドだったからこそ、日本初のトータルファミリーブランドも可能になったと言えるだろう。当時、レナウンは日本最大のアパレルメーカーであり、社員デザイナーや社員パタンナー等も多数で人材豊富だった。そのため、婦人服、子供服、女性下着、と担当別による複数のデザイナーがデザインすることが可能だった。マーチャンダイザー開発ブランドだったので、複数のデザイナーによって洋服が制作されても、1人のマーチャンダイザーのもとでのブランドコントロールが可となり、共通となるブランドマークもつけたので、ブランドとしての統一感を生み出すことに成功。そして、日本初のトータルファミリーブランドが誕生した。時代性を反映した日本独自のブランド、アーノルドパーマーは、瞬く間に人々の心をとらえて、大ヒット。戦後最大のブランドとして大成功をおさめた。まさに飛ぶ鳥をおとす勢いで、傘のマークはありとあらゆるアイテムとなって、日本中に溢れた。ライセンス展開も拡大する一方で、あまりにも氾濫しすぎたアーノルドパーマーは、やがてブランドとしては飽和状態を迎えてしまう。一世を風靡したブランドは、いつしか大衆ブランドと化し、やがて過去のものとなっていった。2010年代前半になって、アーノルドパーマーが復活。企業として傾いていたレナウンからは、優秀な人材が続々と他社アパレルに流出。倉庫整理をしていたときに、ブランドが開発された当時の原画等がたくさん見つかった。そこで、当時の商品を忠実に復刻したところ、現代の若者の心にヒット。氾濫しすぎたことや安易なライセンス路線といったことが、せっかくのブランドをダメにしてしまった前回の教訓から、今回は、開発当時のクオリティを崩すことなくブランドを守る路線に変更。ブランド名もアーノルドパーマー・タイムレスとし、ロゴマークも従来の4色の傘に加えてモノクロの傘のロゴマークも登場した。販路も百貨店ではなく、高感度なセレクトショップ中心に展開することで、ブランドとして新生した。

出典:wikipedia

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