イドラ・ヘーゲル（, 1983年4月3日 - ）は、ユーゴスラビアザグレブ出身、クロアチアの女性フィギュアスケート選手(女子シングル)。2002年ソルトレイクシティオリンピック、2006年トリノオリンピック女子シングルクロアチア代表。ユーゴスラビアのザグレブに生まれた。3歳でスケートを始め、5歳のときにスケートクラブに入会し、7歳からクロアチアのナショナルチームに所属した。この後1995年まで、ヘーゲルが7歳から13歳までがクロアチア紛争の時代となる。1996-1997年シーズンに世界ジュニアフィギュアスケート選手権初出場、23位となる。翌1997-1998年シーズン、創設されたばかりのISUジュニアグランプリ（当時の名称はISUジュニアシリーズ）にクロアチア代表選手として唯一出場を果たした。1998-1999年シーズンからはシニアクラスの競技会となる世界フィギュアスケート選手権と1999年ヨーロッパフィギュアスケート選手権に出場した。2000-2001年シーズン、再びISUジュニアグランプリのJGPバルト杯に出場したものの11位に終わったが、トリグラフトロフィーでは3位となった。2001-2002年シーズンから本格的にシニアクラスに転向、2002年ソルトレイクシティオリンピックでは19位。2004-2005年シーズン、地元ザグレブで開催されたゴールデンスピンで国際大会初優勝を飾る。同シーズンにはISUグランプリシリーズにも初出場し、NHK杯では10位となった。2006年、2度目のオリンピックとなったトリノオリンピックではショートプログラム17位、フリースケーティング19位、総合でも前回と同じ19位に留まった。2007-2008年シーズンはケガのため2008年欧州選手権への出場を辞退した。

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